2018年 8月

カタカナ用語の新解釈

Vol.10 ステークホルダー

企業の利害関係者全般を示す「ステークホルダー」というカタカナ語。その正しい使い方と、ビジネスシーンでも応用できるような新解釈について解説します。

正しい使い方

「ステークホルダーの協力と理解を得られるよう、我が社もまい進しよう!」なんてフレーズ、ビジネスの世界に身を置く人なら一度は耳にしたことがあると思います。

ビジネスシーンでは頻出語ともいえるこの「ステークホルダー」というカタカナ語ですが、ざっくり説明すると「企業の利害関係者全般」のこと。従業員や顧客、株主、取引先企業といった自社に直接関わりがある関係者から、行政機関や地域社会といった広い意味での関係者まで、幅広く「ステークホルダー」に含まれます。

企業が長期的に成長していくうえでも、こうしたステークホルダーといかに共存していくかを考えることがとても大切です。もうけ重視で自社の利益を追求するだけでなく、ステークホルダーに対してどのような価値を提供できるか考えることが、巡り巡って会社の成長にもつながるというわけです。

新解釈で使ってみる

こうした企業とステークホルダーの関係性を、皆さんの身の回りにも拡大してみてはいかがでしょうか。つまり「自分の日常を支えてくれる存在=ステークホルダー」と新解釈で捉えてみるわけです。

例えば毎日お弁当を作ってくれる家族やパートナーがいるなら、その人はあなたのランチタイムを支えてくれる立派なステークホルダーです。仕事の愚痴を聞いてくれる友達がいるなら、その人はあなたのメンタル面を支えてくれるステークホルダーだし、仕事が手一杯のときに助けてくれる同僚も重要なステークホルダーだと言えるでしょう。

こうしたステークホルダーの存在によって、自分の生活が支えられていることに気づけば、代わり映えしない毎日もちょっと違ったように見えてくるかも? 大切なのは、あなた自身もまた誰かのステークホルダーであることを自覚すること。自分が誰かに支えられていると同時に、誰かを支えていることも心にとどめておけば、「持ちつ持たれつ」の精神で、周囲に対して今までより優しくなれるかもしれません。

自分の会社に関わる大きなステークホルダーを意識することも大切ですが、個人の身近にいるステークホルダー(=スモール・ステークホルダー)も意識することが、ビジネスはもちろん人間関係を円滑に進める第一歩です。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

企業を成長させるコンサルティングで、ステークホルダーへの価値を向上

大塚商会では企業価値を高めるための各種コンサルティングサービスをご提供しています。上場支援やシステム運用、内部統制の策定など、お客様のご希望・ご予算に応じて最適な対策をご提案。会社の成長をサポートし、ステークホルダーに向けた価値向上にも貢献します。

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