2019年 2月

カタカナ用語の新解釈

Vol.16 プロパー

ビジネスシーンで時折登場する「プロパー」というカタカナ語。正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

「◯◯さんって、プロパーの社員だっけ?」というような言い回し、皆さんも一度は耳にしたことがありませんか?

プロパー(proper)は、もともと「適切な」「正式の」といった意味で使われる英単語です。ビジネスシーンでは、「新卒で入社して以来、自社に勤務し続けている生え抜きの社員」「直接雇用の正社員」という意味合いで「プロパー社員」という言い方をすることがあります。中途入社の社員や、外部からの出向社員などと区別するために使われているようです。

ほかにも、さまざまなシチュエーションで使用されていて、例えば小売業などで「プロパー商品」という場合は正規商品、「プロパー価格」という場合は正規価格のことを意味します。

新解釈で使ってみる

手当たり次第に営業をかけているのに、なかなか契約につながらない。むやみに事業を広げ過ぎて会社としての方向性がよく分からなくなってしまった。そのような「ビジネス・スランプ」に陥ったことはありませんか?

そんなときは、ちょっと視点を変えて「プロパー」というカタカナ語で自分自身や会社の置かれている状況を考えてみることで、現状の行き詰まりを打破できるかもしれません。

例えば、初めて新規のご契約を頂いた顧客のことを「プロパーのお客様」と捉えてみる。そうすることで感謝の念がぐっと深まり、売り上げアップのために新規開拓を図るだけではなく、既存顧客との関係性を見直してさらに深めていく方向で、現状の打開策を見いだせるかもしれません。また、創業当時に力を入れていた事業を「プロパー事業」として振り返ることで、会社としての原点を見つめ直してみるのもよいでしょう。

壁にぶち当たり、何をやってもうまくいかないようなときには、初心に帰るという意味でも、このような「原点の見つめ直し」が有効です。普段とはちょっと違った「プロパー」の使い方で、「自社の事業や自分に与えられたミッションにおいて、何が本当に大切なのか?」をあらためて考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?