2019年 3月

カタカナ用語の新解釈

Vol.17 バジェット

プロジェクト立ち上げや見積り作成時などに耳にすることが多い「バジェット」について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

「このプロジェクト、バジェットはどれくらい?」「この見積りだと、バジェット不足なんじゃない?」といった言い回し、耳にしたことがありますか?

バジェット(budget)はもともと「予算」「経費」という意味の英単語ですが、ビジネスシーンにおいても一般的に同様の意味で使われているカタカナ語です。また映画業界では、ハリウッドの超大作のように大規模な予算をかけて作った作品を「ビッグバジェット」と呼んでいます。

注意しておきたいのは、「バジェット◯◯」のように、「バジェット」という言葉をある単語の前に置いて形容詞的な使い方をするときは、別の意味になるということ。その場合は「低予算の」「低価格の」といった意味になります。

例えば「バジェット企画」と言うときは「低予算の企画」という意味を表し、「バジェット旅行」「バジェットホテル」などは、それぞれ低価格の旅行やホテルのことを指します。一般的な使い方と区別が必要です。

新解釈で使ってみる

プロジェクトを動かすための原動力(予算)をバジェットとするならば、皆さんが日々こなす一つ一つの業務にもバジェットが必要です。それはつまり、業務に費やす時間や労力を指すわけですが、それらの作業コストを「稼働バジェット」と置き換えて、意識してみてはいかがでしょうか?

例えば、新製品の企画提案やクライアントへのプレゼン資料の作成など、頭を使ううえに骨が折れそうな作業は「ビッグバジェット作業」と呼んでみる。入力業務などの細かくて単純な作業は「スモールバジェット作業」というふうに意識して、タスクの整理や優先順位付けをしてみる。

そのように日ごろから稼働ボリュームを意識しておくと、必要な作業コスト(時間と労力)が想定しやすくなります。その方が仕事をコントロールしやすく、自分にとって本当に大事な業務が何か見極めやすくなります。

プロジェクトを動かすお金のバジェットと、プロジェクトを完遂させるために必要な労力面でのバジェット。二つのバジェットに目を向けることで、よりクオリティの高い仕事ができるようにしていきたいですね。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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