2019年 5月

カタカナ用語の新解釈

Vol.19 グロス

商品の販売や見積書作成時によく見聞きする「グロス」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

「見積書、グロスの金額で出してください」など、ビジネスシーンで何かと耳にすることが多い「グロス」。英単語の「gross」がその由来で、「全体の」「総計の」という意味のカタカナ語です。

一般的なビジネスシーンでは、とりわけ商品の販売や見積書などを作る際によく耳にしますが、「グロスの金額」という場合は、諸経費や手数料などを全て含めたトータル金額のことを指します。

また、グロスと一緒に使われることが多いカタカナ語に「ネット」というものもあります。「ネットの金額」という場合は、諸経費や手数料は含まない正味の金額のことを指します。

分かりやすく給与で例えるなら、額面金額がいわゆるグロス金額となり、手取り金額がネット金額となるわけです。

新解釈で使ってみる

「グロス」をちょっと違った新解釈で捉えることで、ビジネスコミュニケーションをより円滑に、豊かなものにできるかもしれません。

例えば、同僚や上司、取引先の担当者に苦手な人がいる場合。

ある人に苦手意識を持ってしまうと、相手のささいな一言やちょっとした振る舞いがどうしても気になってしまうもの。そんなときに、より広い視野に立って、相手のキャラクターを「グロス」で捉えてみると、少し違った印象になりませんか?

自分に対して当たりが強い上司がいたら、普段はどんな人なのか周囲の人々に聞いてみたり、ほかの部下への言動や振る舞いを観察したりしてみる。すると、キツい言葉が実は期待の裏返しであることが分かったり、その人の知られざる一面が見えてきたりして、以前より親近感が湧いてくるかもしれません。

自分が部下や後輩に指導するときも同じです。

ピンポイントのダメ出しが必要なときはもちろんありますが、相手の全体(グロス)に目を向けて、いい部分を伸ばすような教育・指導を心掛けてみる。人は細かいミスや不手際にどうしても目が行きがちですが、全体を見て、長所を発見してあげることが大切です。

普段から人や物事を「グロスで見る」クセをつけておけば、よりポジティブな姿勢で仕事に取り組めるようになるかもしれません。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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