2019年 9月

カタカナ用語の新解釈

Vol.23 シュリンク

市場動向に触れる際によく使われる「シュリンク」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

シュリンク(shrink)という単語を直訳すると、「縮小する」「減る」「少なくなる」などという意味になります。この言葉をビジネス分野で使う場合、通常は「市場がシュリンクする(小さくなる)」「事業をシュリンクする(縮小する)」など、あまり発展的な意味では使われません。

例えば、「その会社の利益は前年比で50パーセントまでシュリンクした」、あるいは「長引く景気低迷によって、近い将来この市場はシュリンクしていくだろう」など、マイナスの見込みを示す場合に使われることが多いようです。

一方で、シュリンクというワードが発展的な意味で使われることもあります。IT分野では、シュリンクはデータの圧縮やサイズの小型化、または小型化する技術などを表します。従って、IT業界やエレクトロニクス業界などでは、シュリンクというワードを技術向上の成果などを示す際に使うことがあります。

例えば、「データサイズがシュリンクできたので、情報検索にかかる時間が短縮できる」、「LSI(大規模集積回路)のサイズがシュリンクできたので、従来製品よりも20パーセント小型化でき、消費電力も抑えることができた」などのような使い方をします。

新解釈で使ってみる

縮小させることをなんでもマイナスのイメージで捉えるのではなく、IT分野でよく使われる例のように、プラスに捉えられる視点で見てみましょう。ビジネス分野でも、小さくしたり減らしたりすることが成果につながるケースは多々あるはずです。すなわち、悪い要素をシュリンクできれば、良い要素の割合がどんどん増える、というポジティブな発想はいかがでしょうか?

例えば、「無駄な経費をシュリンクしてしまえば、売り上げは黒字にもっていけそうだ」、「顔合わせだけの定例会議をシュリンクできれば、もっと外回りに費やす時間を増やせるだろう」など、シュリンクによる成果はいろいろと考えられそうです。

そして、日ごろの業務の中でシュリンクできそうなものを見つける習慣がつけば、あなたの仕事の効率はどんどん上がっていくことになるでしょう。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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