2019年12月

カタカナ用語の新解釈

Vol.26 ペルソナ

ビジネスシーンでよく使われるカタカナ用語について解説。「ペルソナ」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

マーケティング用語として使われているペルソナ(persona)とは、製品・サービスを提供する際に基準とする、象徴的なユーザーモデルのことです。年齢から性別・住んでいる場所・家族構成・趣味・職業・役職・年収・価値観・ライフスタイルまで、さまざまな属性を設定してリアリティのある詳細な人物像を作り上げます。

「ターゲット」という言葉と似ていると思われるでしょうが、「ターゲット」と「ペルソナ」には明確な違いがあります。商品やサービスを利用すると思われる、もしくは利用させたい顧客を絞り込むという点では「ペルソナ」も「ターゲット」も同じです。しかし、「ターゲット」がユーザー層を主に年齢・性別などのグループ分けで絞り込むのに対し、「ペルソナ」はより焦点を絞って設定します。

例えば、「このサービスのペルソナは福岡市に住み、大手製造業の工場で働く夫がまもなく定年を迎える、57歳の専業主婦。息子2人は結婚後に別居し、今は夫と2人暮らし。最近になって高校時代の同級生とLINEをはじめ、親交を深めている」というように、具体的にサービスを使っている顧客の顔が思い浮かべられるようにします。こうすることで、プロジェクトのメンバー全員が同じ人物を思い浮かべられるようになり、認識のズレを防ぐことができるのです。

新解釈で使ってみる

ペルソナという架空の人物像を自分自身が具体化することで、行動や発言に自信を持つことができるかもしれません。例えば、映画やドラマの世界では、役者がその人に与えられたペルソナを忠実に演じています。彼らは、あるドラマでは気が弱くて失敗ばかりを繰り返している人物になったり、別のドラマでは何にでも立ち向かっていき自ら成功をつかみ取る人物になったりと、ペルソナの設定次第でさまざまな人物像を具現化しています。

あなたも、職場は自分の舞台だと思い、「今日のプレゼンでは、数々の事業を成功させたカリスマ経営者のペルソナを演じて、みんなにこの企画の素晴らしさを認めさせてやろう!」と、そのときどきの状況に合わせてペルソナを切り替えてみるのはいかがでしょうか?

それによって、ビジネスを成功させる大きなチャンスがつかめたら、そのペルソナを完全に自分のものにしてしまうのもアリかもしれませんね!

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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