2020年 2月

カタカナ用語の新解釈

Vol.28 ローンチ

ビジネスシーンでよく使われるカタカナ用語について解説。「ローンチ」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

ローンチ(launch)とは、もともと「打ち上げる」「立ち上げる」「送り出す」など、複数の意味を持った英単語です。日本のビジネスシーンでは主に、新製品や新サービスを「売り出す」「公表する」ことを指す用語として用いられています。具体的には「この製品は来月ローンチしよう」「既に他社からローンチされているサービスを調べてくれ」といった使い方が一般的です。

またローンチと似た使われ方をする用語に、元は「放つ」や「解放する」という意味を持つ「リリース」や、フットボール系のスポーツで試合開始することを指す「キックオフ」があります。

ローンチとリリースは、ビジネスシーンではほとんど同じ意味で使われていると考えてよいでしょう。ただし、音楽や映画作品を発売するときなどは、リリースを使用するのが一般的なようです。キックオフは「開始する」ことを指し、主にプロジェクトの立ち上げなどで使われる言葉です。時間の流れで見てみると、「キックオフしたプロジェクトで作り上げたサービスをリリース/ローンチする」となるイメージです。

新解釈で使ってみる

実は、ローンチという言葉はさまざまなマーケティング手法に使われています。代表的な例として「プロダクトローンチ」を挙げます。これは、新商品の発売日の数カ月前から情報を小出しにして顧客の購買意欲を高めておき、発売日に一気に売れるようにするという、心理学を応用した集客手法を指します。

よく映画の宣伝などで、公開前に出演者自身がテレビ番組で宣伝したり、試写会での観客の反応が映像として流されたりするのを目にすることがあるでしょう。また、予告映像も第1弾は抽象的な内容だったものが、第2弾、第3弾と公開されるごとに、どんな役者が出演し、どんな見どころがありそうなのかが明かされていく、というパターンは少なくありません。

こういった手法がプロダクトローンチであり、映画の公開時に一気に人が集まるようにしているのです。

事前に情報を小出しにして、期待感を高めて心をつかむ。こういった心理学を利用したアプローチは、家族や友人、恋人などに対しても使えそうではありませんか? クリスマスやバレンタインデーなど、特別な日の演出に利用してみてはいかがでしょう。事前にプロダクトローンチを仕掛けておけば、時間をかけただけ相手の期待度が増し、当日の満足感も大きくなりそうです。また、当日までワクワクと心待ちにする時間はきっと印象深い思い出になることでしょう。ただ、本番前のネタバレにはくれぐれもご注意を。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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