2020年 4月

カタカナ用語の新解釈

Vol.30 アーリーアダプター

ビジネスシーンでよく耳にする「アーリーアダプター」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

アーリーアダプター(early adopter)とは、これまでになかった革新的な商品やサービスなどを、比較的早い段階で受容(購入・利用)する人たちのことを指します。マーケティング業界におけるイノベーター(革新的採用者)理論では、消費者を受容行動の早さで分けた5階層のうち、イノベーターの次に早い2番目の層に位置しています。アーリーアダプターは常識的な価値観を持つ一方で、新しい価値観や様式にも敏感に反応します。

イノベーターとの違いは、社会との価値観のずれにも敏感なところです。革新的なサービスを受容するメリットだけでなく、デメリットについても冷静に判断します。また、アーリーアダプターはオピニオンリーダーとも呼ばれます。革新的な商品をいち早くライフスタイルに取り入れ、ほかのユーザーに対して大きな影響を与えるからです。

オピニオンリーダーとなったアーリーアダプターによる口コミは、続く潜在消費層へ大きな影響をもたらすことから、新製品のマーケティングや販売戦略において、「サービスが世間に受け入れられるかどうかは、アーリーアダプター次第だ」といった使われ方をします。

新解釈で使ってみる

オピニオンリーダーは、会社組織にとっても重要な役割を持ちます。そのオピニオンリーダーが単に声の大きいだけの人(権力を振りかざす人)であったら、企業の中にイノベーションはなかなか生まれません。これからの企業に必要なオピニオンリーダーは、新しいことを積極的に取り入れるアーリーアダプターであるべきです。

最近では働き方改革の推進によって、在宅勤務やリモートワークなど多様な勤務形態が取り入れられようとしています。あなたもアーリーアダプターになって、そういった新制度を積極的に受け入れてみましょう。そして、メリットとデメリットについて的確に分析できれば、イノベーティブな組織に欠かせない貴重なオピニオンリーダーになれるかもしれません。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

リモートワーク(テレワーク)で仕事の生産性を向上

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