2020年 5月

カタカナ用語の新解釈

Vol.31 アライアンス

ビジネスシーンでよく耳にする「アライアンス」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

アライアンス(alliance)とは、複数の異業種企業が、互いの「利益向上」「業務拡大」「新規事業立ち上げ」といった目的のために連携し、業務提携を交わす経営スタイルのことです。言葉の使い方としては、「アライアンスを組む」「アライアンスを結ぶ」などと表現します。

実際、アライアンスを組むことによって、どのような効果が生まれるのでしょうか。例えば、技術力を持っているのに人員不足で営業活動にまで手が回らないスタートアップ企業が営業力を持った企業とアライアンスを組めば、弱点を補うことができ、技術開発に専念することもできます。また、顧客に新たなメリットを与えるために、航空会社同士がアライアンスを組んでマイルを共有して使えるようにしたり、目的地へスムーズに乗り換えできるようにしたりするサービスの提供なども行われています。

アライアンスは、あくまでも業務単位、部門単位という緩い結び付きであるため、企業同士が不必要なストレスを感じることはありません。アライアンスを築いた後でも、企業の在り方や経営方針、社風や人事関係については各企業に委ねられ、ほかの企業からコントロールされたり、企業方針と異なる指示を受けたりするようなこともありません。

新解釈で使ってみる

本来、アライアンスは企業同士や大学、政府など組織間での提携を指しますが、このような「緩い結び付き」という形態は、企業内や個人の日常生活でもさまざまな場面で生かせるのではないでしょうか。

例えば、新企画を提案するために同僚とタッグを組み、文章をまとめるのが得意な人がPowerPointの資料を作成し、人前で話すのが得意な人がプレゼンテーションをすることもあるでしょう。このように一つの目的に向かって役割を決めて一緒に進むことが、アライアンスになるのです。

実際に、そうやって起業に成功したスタートアップ企業も比較的多く見られます。要するに、アライアンスを組みたいと思えるパートナーを見つけることが、ビジネスの成功にとって重要なのです。

日常生活では、共働きの夫婦が料理、洗濯、掃除などを分業するのも、お互いの生活のためにアライアンスを組んでいるといえるかもしれません。そもそも、結婚という制度自体も、主従関係がなくお互いの合意があればいつでも解消できるという点で、アライアンスの一つと解釈できるかもしれませんね。

イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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