2020年12月

カタカナ用語の新解釈

Vol.38 ガバナンス

ビジネスシーンでよく耳にする「ガバナンス」というカタカナ語について、正しい使い方と、ちょっと切り口を変えた新解釈をご提案します。

正しい使い方

ガバナンス(governance)とは本来「管理・統治・支配」を表す言葉です。ビジネスの世界においては「管理体制の構築」「内部統制の実施」「リスクの削減」などを実行して企業運営を厳しく管理する、「コーポレートガバナンス(企業統治)」という概念が必要とされることも多くなってきました。

例えば、経営陣による経営の私物化や企業の不祥事を防ぐには、株主などの利害関係者が企業経営を監視するコーポレートガバナンスが求められます。この場合、ガバナンスの主体は「株主などの利害関係者」であり、ガバナンスの対象は「企業」「経営陣」となります。

ガバナンスが強化されると、企業の信頼度が上がります。これによって、株主だけでなく取引先といった利害関係者の利益も守ることができます。ガバナンスが強化された企業は収益が拡大し、グローバルな競争力が得られるなど、中長期的な成長が見込めるようになるのです。

新解釈で使ってみる

ガバナンスを強化するとメリットが得られるのは、企業だけではありません。たとえ個人であっても、「セルフガバナンス」を強化すると「信頼できる頼もしい人」と思われるようになります。

例えば恋愛においてセルフガバナンスを考えてみると、日ごろから「自己管理」をしっかりしておけば、予定が重なり大事なデートの予定をドタキャンせざるを得ないということもなくなります。遅刻もなくなり、待ち合わせの時間にも余裕を持って到着できることでしょう。

恋愛から結婚を意識し始めたときにも、他人からの意見に左右されることなく、常に自らの意思に従って物事を決断する「自己統治」を怠らなければ、自分にとって正しい判断を下すことができ、後悔することもないはずです。

ただし、結婚して夫婦になった際には、「自分は誰からも支配されない。自分は常に正しい」と考えてしまうような「自己支配」は捨てさるべきです。夫婦生活を長く続けていくには、活発な相互ヒアリングや柔軟な調整が、とても大事ですからね。

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イラストレーター紹介

栗生ゑゐこ(くりうえいこ)

茨城県つくば市出身。編集・制作会社でお寺書籍の編集・ライティングを経験後、ITベンチャー企業を経て、2009年よりフリーのイラストレーターとして活動中。

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