2020年 2月

課題発見! ある日のオフィス風景生中継

優秀な社員の離職を防ぐため、テレワークの導入を!

十分なキャリアも能力もありながら、育児や介護のために離職せざるを得ない社員はいまだ少なくありません。人手不足の今、仕事を続けたいと希望する社員たちに以前と変わらず活躍してもらうため、注目すべき「テレワーク」についてご紹介します。

働きたいけど辞めざるを得ない社員が続々……

育児・介護と仕事の両立を続けていくのは困難?

人口減少による人手不足が進む日本では、女性の社会での活躍がますます求められています。それに伴い、男性の家庭進出という言葉も生まれるなど、男女双方が同じようにそれぞれの負担を分け合い、活躍すべきという意識改革も少しずつ進んでいます。しかし、日本では育児や介護はまだまだ女性が担う場合が多く、仕事との両立に悩む女性が少なくないのが現実です。

いくら女性側に仕事を続けたい気持ちがあっても、実際に育児や介護に関わり始めると、フルタイムでの出勤は難しくなります。本人が子育てと仕事の両立に挑戦しようとしても、子どもの急な病気や学校行事に追われてストレスを抱えたり、疲弊したりします。するとやがて業務にも支障を来し、責任ある仕事が全うできなくなり、結果、退職することになるケースもあるようです。まだまだ数は少ないかも知れませんが、育児・介護に取り組む男性にも同様のことが言えるでしょう。

経験を積んだ、優秀な社員の退職は企業にとっても大きな痛手です。求人難の中、即戦力になる人材はそう簡単には採用できず、頭を悩ませている人事担当者も多いことでしょう。女性社員が育児や介護と仕事を両立し、退職せずに済む方法はないでしょうか。

自宅でオフィスにいるかのように働ける「テレワーク」

育児や介護と仕事の両立を可能にし、社員にいつまでも活躍してもらうために、注目されているのが「テレワーク」です。この言葉は「tele=遠く(離れた場所)」と「work=働く」を合わせた造語で、時間や場所にとらわれず、ITの活用によってオフィスから離れた自宅などで働ける仕組みです。

テレワークを実現するには、外出時や在宅時などでも社内システムにアクセスできる環境の整備が不可欠です。そのうえでは、特に情報漏えいを防ぐための強いセキュリティシステムを構築することが重要になります。

さらに、遠隔地にいる相手とネットワークをつないで打ち合わせができる「テレビ会議」や「Web会議」、外出先や自宅で資料の閲覧やメールのやりとりができるタブレットやスマートフォンなどのモバイル機器の導入も必要です。また、社員間のコミュニケーションを円滑にする「グループウェア」や「ビジネスチャット」の活用も有効です。

このようなテレワーク環境を整備すれば、社員は自宅で育児や介護を行いながらスキマ時間にオフィスにいるときと同様の仕事ができるようになり、キャリアブランクを作ってしまう心配もなくなります。また、優秀な社員の退職を防ぐだけでなく、男女問わず社員全体の「働き方改革」としても大きな一歩となるのではないでしょうか。「在宅で働けるなら育児や介護にも、もっと積極的に取り組もう」と考える男性が増えることには、きっと大きな意味があるはずです。

離職せずに済み、社員にとっても会社にとってもWin-Winの結果に!