2019年 7月24日

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日本IBMで7年ぶりの日本人社長が誕生

クラウド Watch特約

日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の新社長に、山口明夫氏が2019年5月1日付で就任した。3代続いて外国人社長だった日本IBMにとって、日本人社長は橋本孝之氏以来7年ぶりになる。また、システムエンジニア出身の日本人社長としては、北城恪太郎氏以来20年ぶりとなる。

本稿では、山口氏の社長就任によって日本IBMにどのような変化が訪れるのか、速報性の求められる一般ニュースではなかなか触れられることのないその背景などにも焦点を当てて説明していく。

金融機関担当のエンジニアとしてキャリアをスタート

山口社長は1964年8月29日生まれの和歌山県出身。前回の東京オリンピックの年に生まれている。1987年3月に大阪工業大学工学部を卒業し、同年4月に日本IBMに入社。技術統括本部ソフトウェア技術本部 第三技術所に配属され、金融機関担当のエンジニアとしてキャリアをスタートした。

「MVSやDB2など、OSとミドルウェアの問題を解析したり、新たな機能を開発したりといった仕事からスタートした。20代はシステムの中身ばかり見ていた」と山口氏は笑う。

その後、システムエンジニアとして活躍。2000年問題を控えた1998年には2000年対策室に異動し、日本およびアジアの2000年問題に関する非常時の対策立案などに携わった。2007年1月からはグローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業を担当。IBM以外の製品も幅広く取り扱う立場を経験。後にこの事業を統括することになるが、この時も11年ぶりの日本人による統括体制となった。