2019年 7月31日

あのトピックの奥行きを知る! ニュースZ軸

ISDN終了が企業に与える影響は?

クラウド Watch特約

国内ではNTTが1989年より開始したISDN(Integrated Services Digital Network、サービス総合ディジタル網)。パソコン通信を知る世代にとってはなじみがある言葉かもしれないが、時代の変化とともに家庭向けとしてはあまり利用されなくなった。ただ、このISDN、実はビジネスの中では依然として大きな役割を担っている重要なインフラだ。

しかし、このISDNの一部サービスが2024年1月に終了してしまう。本稿ではその影響と、現在ISDNを業務インフラとして利用中の企業ユーザーが取るべき対応策を見ていく。

ISDNのディジタル通信モードが終了する

ISDNは1チャンネルで最大64kbpsの通信が可能であり、アナログモデムと比べて高速な通信を行えたため、手ごろな価格でターミナルアダプター(TA)が提供されるようになった1995年ごろからは、データ通信用途で家庭にも導入されるようになった。

また1997年に登場したNTT-MEの「MN128-SOHO」が爆発的にヒットし、個人向けダイヤルアップルーターという新たな市場を生み出している。読者の中にも、TAやルーターを利用してパソコン通信やインターネット接続に利用されていた方は多いのではないだろうか。

その後は、ADSLやFTTHなどの普及に伴って家庭向けとしての利用は減少し、今ではほとんど見なくなっている。しかし実は企業ユースでは、2019年時点でもまだまだ現役で利用されているのが現状だ。