2019年 8月 7日

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リコー、複合機の生き残りをかけ新たな挑戦

クラウド Watch特約

リコーが、複合機ビジネスの新たな方針を発表してから約半年が経過した。

その狼煙(のろし)となったのが、2019年1月8日に発表した「RICOH Intelligent WorkCore」だ。“クラウドへの招待状”をメッセージとして発信するとともに、コピー利用を中心とした複合機の活用という現状から脱却し、クラウドを活用したソリューション提案の中核製品の一つとして複合機を位置付けるための、戦略的サービスとなっている。

本稿では、リコーの山下良則社長が「『コピーのリコー』という概念を乗り越えることができる製品」とも評した「RICOH Intelligent WorkCore」を中心に、リコーの新しい事情戦略を解説する。

新戦略に向けて着々と発表を重ねるリコー

まずは、リコーの発表を追ってみよう。

リコーでは、新世代複合機「RICOH IM Cシリーズ」として7機種16モデルを発表しているが、「RICOH Intelligent WorkCore」では、それらの複合機と「RICOH Smart Integration」による各種クラウドサービスを組み合わせることで、中堅・中小企業に業務ソリューションを提供しようとしている。

また2019年2月26日には、高い生産性とセキュアな環境を両立するデジタルワークプレイスの実現に向けて、シスコシステムズ(以下、シスコ)との戦略的提携を発表。クラウド、ネットワーク、デバイスの三つのレイヤーにおいて、セキュアな環境を提供するためのソリューション開発に共同で取り組むことを示した。