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3.5G携帯電話によりデータ通信が実用化。Webアクセスに特化した新しいモバイル端末が登場。今後訪れる通信環境の大変革に要注目。企業のICTを支援する大塚商会の通信ソリューション

現在、企業ビジネス活動において通信環境整備は重要な役割を占めており、ビジネスの生産性向上を考えるうえで、IT(Information Technology)だけでなく、ICT(Information & Communication Technology)を重視することが求められている。企業を取り巻く通信環境は日々変化しており、今後、さらに劇的な大変革期を迎えようとしている。そうした状況を見据えて、大塚商会では企業のICTをトータルに支援するソリューションとサービス&サポートを提供している。今回は、そんな企業ビジネスを取り巻く通信環境の変化と、企業のICTを支援する大塚商会の通信ソリューションを紹介する。

ビジネスユースとしての実用性を高めた携帯電話

現在、企業の通信環境を考える時、まず注目したいのは、3G(ジェネレーション:世代)携帯電話から3.5G携帯電話への移行だ。わが国においては、現在、3G携帯電話が事実上の標準となっているが、携帯電話網の進化は止まることなく続いている。

2006年には、NTTドコモがW-CDMA方式を拡張した高速パケット通信、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のサービスを開始し、3.5G携帯電話への移行が始まった。同年、ソフトバンクモバイルもHSDPAのサービスを開始し、au(KDDI)はCDMA2000 1x方式を拡張したCDMA2000 1x EV-DOのサービスを開始。現在、3G携帯電話から3.5G携帯電話への移行が進行している。

3.5G携帯電話の特徴は、通信キャリアによって方式は異なるものの、下り方向のパケット通信(ダウンリンク)が高速化されている点だ。たとえば、ソフトバンクモバイルのサービスで比較すると、3G携帯電話の下り方向のパケット通信速度は、最大384kbpsだったのに対して、3.5Gの場合は、最大3.6Mbps(ベストエフォート)と約10倍も高速化されている。ほぼ同様に、他社のサービスにおいても下り方向のパケット通信速度の高速化が図られている。

3G携帯電話から3.5G携帯電話への移行にともない、これまでネックになってきたパケット通信速度の問題は、解消されつつある。言い換えれば、ビジネスツールとしての携帯電話は、通話ボタンを押すと即座に通話が可能という利便性に加えて、パケット通信速度の高速化によるデータ通信の実用性を手に入れたわけだ。

現在、企業における携帯電話の活用方法は大きく様変わりしており、通話だけでなく、データ通信においても携帯電話を活用する企業が増加している。携帯電話は、いまや従業員間のコミュニケーションの活性化とすばやい顧客対応を実現する必須のビジネスツールとなっている。まさに携帯電話の活用が企業ビジネスを左右する時代が到来しているのである。

実践ソリューションフェア2008でのモバイルソリューション紹介のブース 実践ソリューションフェア2008でのモバイルソリューション紹介のブース最新のスマートフォンが並んだ 最新のスマートフォンが並んだ

 

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情報システム端末としてのスマートフォン

では現在、企業はどのような形で、モバイルによるデータ通信を活用しているのだろうか。それは、主にメール送受信、スケジュール管理、施設予約といった活用ニーズが高いだろう。そこで注目したいのが、Windows Mobileを搭載したスマートフォンだ。

携帯電話向けに特化した組み込みOSでありながら、クライアントPC向けのWindows OSとのデータ互換性を実現したWindows Mobileは、携帯電話を企業内システムと連携させるうえで大きな役割を果たしている。Windows Mobileを搭載したスマートフォンは、グループウェアなどの企業内情報システムの端末として活用することが可能であり、Bluetoothヘッドセットと組み合わせて使えば、通話と同時にデータ通信が可能になる。たとえば通話をしながら、社内グループウェアのスケジューラを確認したり、通話相手とのメールを確認することもできる。また、小型ながらハードウェア・キーボードを搭載しているモデルであれば携帯電話に比べ入力の利便性が高いという特徴もある。

そのような意味で、スマートフォンは、従来の携帯電話の利便性を、さらに高めたものと言うことができる。だが、スマートフォンがもたらしたものは、それだけではない。企業の情報セキュリティに対する取り組みにおいて、スマートフォンは大きな期待をもたれている。

個人情報保護法の制定を契機とする企業の情報セキュリティの問題で注目された点として、モバイルノートPCの社外への持ち出しがある。モバイルノートPCを社外に持ち出せば、紛失などによるハードディスクに蓄積された情報の漏えいという危険性を免れることはできない。

それに対して、スマートフォンを端末として利用して、インターネット経由で企業内情報システムにログインする方法なら、仮にスマートフォンを紛失しても、フラッシュメモリ内に情報が蓄積されていないため、情報漏えいを抑えることができる。紛失が発覚したと同時に、遠隔操作でスマートフォンに登録された電話番号を消去することも可能であり、情報漏えいの危険性を最小限に抑えられる。

つまり、スマートフォンは従来の携帯電話の延長線上で、利便性を高めたツールであり、個人情報保護法の観点からだけでなく、内部統制(IT全般統制)の観点からも存在価値が高まってきている。

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Webアクセスに特化した新しいモバイル端末が登場

しかし、スマートフォンは外出先で活用するビジネスツールとして、万能というわけではない。スマートフォンの画面は小型で、Windows OSと同様のフルブラウザが動作するとはいえ、Webの閲覧は容易ではない。また、スマートフォンに搭載されるハードウェア・キーボードは小型であり、携帯電話に比べれば入力しやすいものの、モバイルノートPCに比べると利便性は低い。

やはり利便性でいえば、モバイルPCがデータ通信の主役であることは、間違いないだろう。データ通信の実用性における課題として、数年前までは通信速度の壁があった。現在では、3.5G携帯電話と同様に、データ通信カードも各社とも3.5G(HSDPA)を迎え、数Mbpsの通信速度を実現している。2009年にはWiMAXサービス開始により、超高速通信も可能になるだろう。

企業利用におけるデータ通信には通信速度の不満とともに、通信コストに対する不安も大きかった。そこで2007年、新規参入したイー・モバイルのHSDPAサービスが、他社に先駆けてデータ通信カードの定額制サービスを提供開始し、2007年末、NTTドコモとau(KDDI)が、それに続いて定額制サービスの提供を開始した。定額制料金プランでは、これまでの料金体制で主流であった従量制料金プランと異なり、コストを気にせず利用できるため、今後データ通信を活用する企業が増加していくであろう。

しかし、先ほども述べたようにモバイルPCの持ち出しには常にセキュリティの問題がついてまわる。

そこで、スマートフォンとモバイルPCの隙間を埋めるインターネットアクセスに特化した小型モバイルノートPCが登場した。その一例が、台湾のASUSTeK Computerが開発したEeePCだ。このEeePCはハードディスクを搭載せず、4GBのフラッシュメモリ(SSD)からWindows OSを起動する(海外で販売されるモデルはLinux OSを採用)。ここで重要なのは、内蔵フラッシュメモリはOSとブラウザを起動するためのものであり、情報を蓄積するストレージではないという点だ。

今後は情報システムだけでなく、業務システムに至るまで、あらゆる企業内システムが、ブラウザベースのサービスを提供するようになり、近い将来に外出先からブラウザで、あらゆるシステムにログインして作業するようになるだろう。そこでは、EeePCのようなインターネットアクセスに特化した端末は、サービスを受けるだけであり、情報をストレージに蓄積することはない。これは情報セキュリティという観点からも、システムや端末のメンテナンスという観点からも望ましいモバイルアクセスの形だ。

なお、EeePCと同様に、インターネットアクセスに特化しハードウェア・キーボードを持たない小型モバイルノートPCとして、Windows XP Tablet PC Editionを搭載したUMPC(Ultra Mobile PC)も注目されているが、両者は用途に応じて使い分けが進んでいくものと思われる。

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携帯電話と社内グループウェアが連携するソリューションも

大塚商会では、インターネット対応の携帯電話やスマートフォン、幅広いニーズに応えるモバイル端末など企業内システムにアクセスするための各種ソリューションを用意している。そのひとつが、株式会社いいじゃんネットが開発した「CACHATTO」(カチャット)だ。

このモバイルソリューションを利用すれば、社外からも簡単かつ安全にイントラネットにアクセスし、グループウェアを利用することができる。「CACHATTO」の最大の特徴は、ユーザの利便性を損なわない操作性に加え、導入、運用、セキュリティまでが考慮されたひとつのコンポーネントになっている点である。

特許を取得した「transIP」という独自技術を採用することで導入時のゲートウェイ設定変更作業が不要になっただけではなく運用面においてもCACHATTOネットワークサービスの死活監視もサービスとして提供しているので万が一の障害復旧作業に費やす時間短縮にも寄与することが可能だ。「CACHATTO」自体がISPのWebサーバへのネットワークを構築するため、携帯電話などからは、Webサーバに接続するだけで、グループウェアを利用することができる。しかも、モバイルの端末IDによる認証やパスワード認証など、複数の認証システムを搭載しているため、セキュリティ面でも安心だ。

この「CACHATTO」によるモバイル端末と社内グループウェアの連携は、大塚商会が2月初旬より全国各地で開催している『実践ソリューションフェア 2008』の、モバイルソリューションのコーナーで実演され、好評を得た。企業内でのモバイル端末の有効活用に対する関心の高さが伺えた。

図1  社外端末から、安全かつ簡単に社内データを利用可能にする法人向けモバイルソリューション
→ 印刷用図版(PDF 116KB)

スマートフォンでのCACHATTOログイン画面 スマートフォンでのCACHATTOログイン画面

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通信環境の大変革期が到来企業のビジネスを大きく変える

3.5G携帯電話による高速データ通信の実用化。そして、インターネットアクセスに特化した新しいモバイル端末の登場。これらは、最近の象徴的な通信環境の変化と言えるが、こうした変化は今後の大変革の端緒にすぎない。ここから今後の通信環境の大変革を、いくつか例を挙げて紹介しよう。

すでにサービスが始まっているFMC(Fixed Mobile Convergence)は、固定電話による通信と携帯電話による通信の融合を進めていく。そして、固定電話・携帯電話・TV会議システムなど、あらゆる通信網をIPネットワークに統合するNGN(Next Generation Network)のサービスも、2008年中に開始される予定だ。また、IEEE 802.11x無線LANに代わる高速無線通信技術のモバイルWiMAXも、2009年中にサービス開始が予定されている。また携帯電話は、3.5Gから3.9Gへと進化していく。モバイルWiMAXや3.9G携帯電話では、毎秒数十Mbpsの高速データ通信が可能となる。2010〜2011年をピークに訪れると予想される、こうした通信環境の大変革は、間違いなく企業ビジネスの在り方を大きく様変わりさせるものとなろう。

大塚商会は、WANやVPNといった企業の広域ネットワークから、『Web』によるプロバイダサービス、『アルファオフィス』によるASPサービス、ルータやファイアウォールといったインターネット・ゲートウェイにおけるマネージド・サービス、そして固定電話、携帯電話というように、企業の通信環境をあらゆる面からサポートしてきた。大塚商会では、こうした実績にもとづいて、企業向けのFMCサービスにいち早く取り組んでいるほか、NGNサービスやモバイルWiMAXサービスなど、最新の企業向け通信サービスをいち早くお客様に提供できるように準備を進めている。

冒頭にも述べたように、もはや企業のビジネス活動と通信環境は、切っても切れない関係にあり、ビジネスの生産性向上を考える時に、通信環境の改善を抜きに考えることはできない。今後訪れる通信環境の大変革は、ビジネスの大変革に直結する。この大変革期において、大塚商会は、企業のICTをトータルに支援するソリューションを提供していく。特に、中堅・中小企業のお客様に最適なソリューションを提供できるのは、大塚商会ならではの強みだ。大塚商会は、通信キャリア、通信機器・通信システムベンダ、そしてお客様の間に立ち、まさにハブの役目を果たして、今後も企業のICTを支援する通信ソリューションをお客様に提供していく考えだ。

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(掲載:2008年3月)

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