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文房具にも広がる
エコの波

鉛筆やボールペンなど身近な文房具にもエコ化の動きが加速している。最新のエコ文房具の紹介とともに、その動向を解説する。

紙で作られた
鉛筆とボールペン

まずは、いつも使っている筆記具の代表格、鉛筆とボールペンから。

鉛筆は、ほかの商品に比べ早い時期からリサイクル品の開発が進められてきており、再生紙はもちろん、再利用木材、端材や家庭から回収再生された素材などが使われてきた。

新聞紙などの古紙も原材料に混ぜられて使われてきたが、新聞紙そのものでできている鉛筆が大きな注目を集めている。鉛筆の軸の部分に新聞紙をリサイクルした紙を100%使用しているのだ。国産品のほか海外の製品もあり、こちらはポップなデザインやアニマル模様など、見ていて楽しいというのも大きな特長で、プレゼント用にも喜ばれるだろう。

鉛筆と同様に、紙をリサイクルしてできたボールペンもある。本体・キャップに再生紙を用い、牛乳成分(カゼイン)から作られた天然系のりを使用しており、なおかつペン本体への印刷にも、重金属を使っていない環境配慮のインクを使用しているというエコな製品だ。

国産再生紙でできたポールペン

なお、海外ではエコ先進国として知られるドイツの紙製ボールペンが数多く販売されており、またイタリアの製品はデザイン性が高く人気があるという。

紙製の鉛筆、ボールペンは、エコを推進する企業のイメージアップ戦略としてのノベルティ商品から火がついたが、今後はごく普通にこれらの商品を街の文房具店などでも見かけようになるだろう。

針を使わずに
綴じられるホッチキス

ホッチキス(ステープラー)も、金属針を一切使用することなく書類を綴じられる商品が人気を集めている。たまった書類をシュレッダーにかけるときも、針なしホッチキスで綴じていれば、いちいち金属部分を分別する必要がなく、指を痛める心配もない。針なしホッチキスは環境にも、作業にも優しい商品なのだ。

針なしホッチキスは、最近はさまざまなメーカーから発売されているが、代表的なものにサンスターの「ペーパーステッチロックタワー」という商品がある。こちらは、紙を打ち抜くと同時に切れ込みを入れ、その切れ込みに打ち抜いた紙を巻き込ませて綴じるという方式を採用している。こちらは一度に4枚まで綴じることが可能だ。

「ペーパーステッチロックタワー」が綴じる仕組み

同様の方式で、昨年12月に発売されベストセラーとなっているのがコクヨS&Tの「針なしステープラー(2穴タイプ)」だ。こちらは10枚まで綴じることができ、しかもファイリングに便利な2つの穴も同時に空けることができる。

「針なしステープラー(2穴タイプ)」

紙に穴を開けないタイプの製品もある。こちらはバーコード型の凹凸に紙を圧搾することで、4枚まで紙を留めることができる。用紙を傷めずに、切り屑も出ない点が特長だ。ただ、穴を空けるものと比べると綴じの強度はやや弱いので、こちらは使用頻度の低い書類の仮止め向けといえる。

紙に穴を開けないタイプ

そのほか、金属針の代わりに紙テープで綴じるタイプの商品も登場している。

素材や製法に配慮した
エコな消しゴムも登場

プラスチック消しゴムは、ポリ塩化ビニール(塩ビ)にフタル酸系可塑剤を加えて製造する。しかし、塩ビを使用しているため、燃やすとダイオキシンが発生するなど環境負荷が大きい。

最近は塩ビを使用しない消しゴムが数多く登場してきた。ベース樹脂に成型工場の工程で発生するインジェクションの端材などを回収して使用したり、また膨大な量が廃棄物として処分されていたホタテの貝殻を微粉末にし、配合材の一部として使用している製品などがある。

さらに、基材に微生物から生産されるバイオマスポリマーを採用し、従来のプラスチック製の商品に比べ、CO2排出量を50%ほど削減することに成功している製品もある。

バイオマスポリマー採用の消しゴム

また、コクヨS&Tも環境負荷の少ないスチレン系エラストマー樹脂を使用した消しゴム製品を発表している。同様にサクラクレパスやトンボ鉛筆からも、塩ビを使用しない素材を主原料にした製品を出している。

変わったところでは、マヨネーズを作るときに出た卵の殻を消しゴムの材料の一部と置き換えた製品もある。もちろん非塩ビ製品だ。

(掲載:2010年3月)

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