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LEDを使った
エコ広告

企業や家庭などにも普及が進み、価格も下がってきたLED照明。その流れは、省エネに関する問題となっていた広告照明にも大きな影響を与えている。

日本最大級の
広告塔のエコ効果は

平成22年2月1日、新宿大ガード西交差点横の新宿カレイドビル屋上に日本最大級規模のLED広告塔が設置された。

この大塚商会の広告塔は、正面が高さ約12m×幅約57m、左側面が高さ約12m×幅約17mという大規模なもの。以前は精密機器メーカーの広告塔が設置され、照明がともった夜間は1km先の靖国通り沿いからも確認できるほど、新宿のランドマーク的な存在であった。

新たに設置されたLEDは、蛍光灯タイプが1,524本、LEDモジュールが19,380個。消費電力は1時間当たり60.7KWと、蛍光灯に比べて約61%の削減が図られている。

そして、年間の電気代も蛍光灯に比べて約127万円の節約が図れるほか、CO2の削減量も年間で50年杉2,005本分に当たる28.1tが見込まれている。さらに、蛍光灯の約4年に対し、LEDは約18年という長寿命も大きな特長となっている。

この新しい広告塔はLEDの高い輝度が生かされており、以前のものと同様に遠くからでも十分視認でき、広告看板としてはとても優れたものになっている。また、シンプルなデザインは街の景観にもマッチしており、これからのエコを意識したLED広告看板の方向性を示している。

昼間およびLEDが点いた夜間の広告看板

LED広告看板の
メリットとは

繁華街など見かけるネオンの看板は、ネオンガスを用いたネオン管や着色した蛍光灯などが用いられてきたが、近年の急速なLEDの普及によって、LEDを用いたネオン照明へ生まれ変わってきている。このLEDの広告看板のメリットをここで整理しておこう。

  1. ランニングコストが安い
    LEDはネオン管や蛍光灯に比べて1/4〜1/2の消費電力となっているため、電気代の軽減が図れる。
  2. 独特なデザインや演出ができる
    LEDはネオン管に比べて、光るサインなどの凝ったデザインができ、また水が流れるような照明演出も可能だ。このため、デザイン性や演出にこだわる企業のニーズを満たすことができる。
  3. 小さな看板にも対応可能
    LEDは、ネオン管を内蔵しきれないくらい小さな文字サインにも対応できる。デザインの幅が広がるだけでなく、小さな文字サインを希望する企業のニーズにも応えられる。
  4. 低電圧で使用可能
    LEDは低い電圧で使用できるため、精密機械やアンテナの近くに使っても、機器や電波に影響が少ない。そのため医療関係の企業やアンテナの感度を気にする建物などにはよいと言われている。
  5. 企業イメージをアピール
    LEDは省電力だけではなく、蛍光灯の約4倍という長寿命が大きな特長だ。これが一般的にも広く認知されつつある昨今、看板広告にLEDを使用するという姿勢が、環境に配慮した企業というイメージを伝えるのに大いに役立っている。

もちろん、LEDが一方的に優れているわけではなく、ネオン管にも良さはある。例えば、LEDに比べ部材の価格が割安という点や、大きなサイズの文字を使った場合のコストの安さなどが挙げられる。

しかし、これらのネオン管のメリットも、LEDの改良や普及によって徐々にその価値が低くなってきている。近々、華やかなネオンサインがすべてLEDの光に代わる日も期待できる。

広がる
LEDの広告看板

このように急速に広がりを見せるLEDの広告看板だが、そのタイプは大きく以下のように分類される。

チャンネル文字

文字を目立たせるために電飾するもので、主に以下の4タイプがある。

  • フロントライトタイプ
    表面を光らせ、ロゴ、文字、マークを夜間でもクッキリと浮かび上がらせる。
  • バックライトタイプ
    裏面を光らせ、壁面を照らすことで、ロゴ、文字、マークが浮かび上がるように見える。
  • サイドライトタイプ
    側面を光らせることで、ロゴ、文字、マークの厚みが強調され、安心感や信頼感を与える。
  • ドットライトタイプ
    表面にカバーを付けず、砲弾型LEDモジュールを配置することによって強く鮮明な光を放つ。

内照式看板

アクリル板などに書かれた文字やロゴなどを、内部から照らすことによって目立たせる看板。LEDは高輝度で色ムラがないため、従来の蛍光灯より鮮やかに照らすことができる。

LEDに切り替えたりそな銀行東十条出張所の内照式看板(ウシオライティング提供)
LEDに切り替えたりそな銀行東十条出張所の内照式看板
(ウシオライティング提供)


そして、最近増えてきているのが「LEDビジョン」。簡単に言えば、LEDを使った大きなテレビモニタのような看板のことだ。

繁華街のビルの屋上や側面に、「○○ビジョン」と称してニュースやCMなどを流していたものがLED化されるケースが最近目立っている。それ以外にもパチンコ店や球技場、イベントなどに数多く導入されるようになっている。

LEDビジョンは年々低価格化が進んでおり、サイズも大小さまざまなものが作られている。また、表示される画像や映像は、インターネット経由で操作・設定が行えるなど、利便性も大きく進歩している。

省エネと高い広告効果が期待できるこのLEDビジョンが、街中にあふれる日も近いことだろう。

(掲載:2010年9月)

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