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LED照明の導入メリット
その最新事情を探る

エコ効果の大きいLED照明は近年家庭や企業でも大きな注目を集めている。その最新事情を解説するとともに、政府や自治体などによる助成金・補助金制度も紹介する。

進化するLEDの照明製品

LEDを利用した照明が登場したころは、いわゆる白熱電球タイプのものだけだったが、最近は家庭用だけでなく、オフィスや店舗用など幅広い用途に対応した商品も登場してきた。例えば、オフィス向けだと白熱電球タイプ以外にも、以下のようなLED照明がある。

  • ハロゲンタイプ:既存のハロゲンランプやダウンライトからの切り替え用。スポットライトやダウンライトに対応している。
  • 直管蛍光灯タイプ:既存の20形や40形直管蛍光灯と同じ形状のLED照明。オフィスで最も多く使用されているタイプ。
  • 面発光照明:導光板による面発光の照明商品。スタイリッシュな薄型照明で、ベース照明として使用できる。

面発光照明の「Lumi-Sheet-Lamp 42.5W LSL-A600H(PME)」(大塚商会)
面発光照明の「Lumi-Sheet-Lamp 42.5W LSL-A600H(PME)」(大塚商会)

さらに、白熱電球タイプは従来は60W型が最も明るいLED照明であったが、最近になって100W型の製品が登場してきた。この明るさならオフィスでも使い勝手が良さそうだ。

100W型の「LumiDas-B 9.8W [標準モデル] BL10-100/120VE26S(P)」(大塚商会)
100W型の「LumiDas-B 9.8W [標準モデル] BL10-100/120VE26S(P)」(大塚商会)

LED照明のメリットあれこれ

省エネ商品として広く認知されているLED照明だが、具体的にはどのようなメリットがあるのだろうか。以下にその特長を見てみることにする。

  • 省エネとCO2削減を実現:LED照明は従来の蛍光灯、白熱灯などに比べて、同等の明るさを保ちながら電力消費は約10分の1。CO2排出量もほぼ同率で削減できる。
  • 長い寿命:LED照明の寿命は約40,000時間、1日12時間使用で約9年も使うことができる。
  • 紫外線・熱線がほぼゼロ:芸術作品や文化財の展示では紫外線や熱線は大敵だが、LED照明は紫外線・熱線がほぼゼロ。貴重な展示品にダメージを与えない。また、LED本体の発熱温度は40℃以下のため、不用意に照明器具に触れてしまうことによる火傷や火災などの事故を最小限に防げる。
  • 虫が光に寄らない:LED光源は虫が好む光の波長を大幅にカットしているので、屋外照明や各種ライトアップでも虫が寄り付きにくい。
  • 光の指向性に優れている:指向性が良いということは、光が無駄にならず、思い通りの照明効果を演出できるということ。また、光の無用な拡散が抑えられることによって、「光害」の対策としても非常に有効。
  • 瞬時に点灯する:低温状況下でも瞬時に点灯・消灯が可能。冷凍庫にも最適。
  • 有害物質が含まれていない:LED発光ダイオードは蛍光管のように水銀などの有害物質を含んでいない。不燃ごみでの廃棄が可能。
  • 電磁波ゼロでチラツキがない:LED照明は電磁波などによるノイズが少ないため、光源の近くで電子機器を利用してもほとんど影響がない。また、蛍光灯のようにチラツキがないので目も疲れない。
  • 防水構造が容易:屋外照明など、さまざまな用途で使用することができる。
  • フルカラー照明に対応:光の3原色(赤・緑・青)を組み合わせることによって、約1,700万色フルカラーの光をつくり出すことが可能。
  • 小型化が可能:照明のサイズを小さくできるため、設計・デザインをするうえで自由度が高い。

このようにメリットが多いLED照明だが、以前は「熱に弱い」「照度不足」「青白い色」などのデメリットが指摘されていた。しかし、これらのほとんどが改良されており、現在は唯一のデメリットと言えるのが、「高価格」という点だ。

ただ、LEDの製品は年々価格が下がっており、また省エネというコストパフォーマンスの良さを考えると、決して高価な商品ではなくなっている。

白熱電球・電球形蛍光灯・LED電球の電気代+電球代の比較(5年間の累計)

種別

電球代

1年

2年

3年

4年

5年

交換廃棄回数
(5年間)

白熱電球

¥160

¥3,972

¥7,794

¥11,616

¥15,438

¥19,260

14回

電球形蛍光灯

¥840

¥1,616

¥2,392

¥4,008

¥4,784

¥6,400

2回

LED電球

¥2,980

¥3,355

¥3,730

¥4,105

¥4,480

¥4,855

0回

※年間点灯時間2,940h(1日あたり12時間×245日)
※電気代:0.022円/Wh

助成金・補助金制度も

省エネ効果が高く、白熱灯や蛍光灯に代わる照明として期待されているLEDだが、改正省エネ法の施行や、温室効果ガスの削減目標にも大きく関連しそうな製品でもある。

そこで、政府、自治体などは、CO2削減の手法であるLED照明の導入のために、さまざまな助成(補助)事業を展開している。その中でも、経済産業省によるLED照明の税制優遇措置として行われている「エネルギー需給構造改革推進投資促進税制(エネ革税制)」は特に注目だ。

これは、青色申告書を提出する法人または個人が、エネルギー需給構造改革推進投資促進税制(エネ革税制)の対象設備を取得し、かつ1年以内に事業用途に使用した場合は、以下のどちらかの優遇が受けられるというもの。適用期間は平成4年4月1日〜平成24年3月31日。

  1. 基準取得価額(計算の基礎となる価額)の7%相当額の税額控除
    ※ただし、その税額控除額がその事業年度の法人税額の20%相当額を超える場合には、20%相当額が限度。
    ※中小企業者などのみ適用
  2. 普通償却に加えて基準取得価額の30%相当額を限度として償却できる特別償却
    ※ただし、平成21年4月1日〜平成23年3月31日に取得し、1年以内に事業用途に使用した場合、その日を含む事業年度において、即時償却が可能

さらに地方自治体でも、独自に助成金・補助金の制度や優遇税制を設けている。下表はその一部だが、これ以外も数多くの自治体が実施しているので、ぜひWebサイトなどをチェックしておきたい。

地方自治体による助成金(補助金)・優遇税制の例

自治体

制度名

補助率・控除

東京都

中小規模事業所省エネ促進・クレジット創出プロジェクト

3/4以内(限度額7,500万円)
もしくは
1/2以内(限度額5,000万円)

神奈川県

中小規模事業者地球温暖化対策事業補助金

1/3(上限額700万円)

千葉県

中小企業における断熱窓およびLED照明普及推進事業補助金

1/3以内(上限額800万円)

埼玉県

商店街Co2削減・省エネ促進事業

1/4以内または市町村補助額の1/2以内
(1件あたり25万円〜250万円、
1基あたり11.5万円が上限)

(掲載:2011年2月)

関連リンク

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