ビジネスお役立ち情報 > オフィスでエコロジー

オフィスでエコロジーオフィスでエコロジー CADを利用して設計を行う際に必要なノウハウを紹介。

オフィスでエコロジー のトップへ

多数のIT機器・オフィス家電が存在するオフィス
節電・省エネできるポイント

今、節電が強く求められている。節電はエコにもつながるため、この機にその意識をぜひ強めたいものだ。オフィスでできる節電のやり方はいろいろとあるが、IT機器・オフィス家電に焦点をあてて節電方法を紹介する。

コピー機、複合機の節電方法

住環境計画研究所の調査によると、パソコン、プリンタ、コピー機、ファクシミリなどのOA機器を対象とした事務所ビルにおける1台あたりの年間消費電力は、コピー機が954kWhと最も大きく、プリンタ(同216kWh)やパソコン(同131kWh)の4倍以上であるという。そして、コピー機にファクシミリやプリンタが一緒になった複合機は、さらに大きな電力を消費する。

最近は従来機よりも省エネを図った機種が数多く登場しているが、やはりオフィスで使用するOA機器の中で、コピー機と複合機はかなりの電力を消費することには変わりない。

そこで、オフィスの節電は、まずはコピー機、複合機から始めたい。その節電の方法は大きく分けて以下の2つだ。

1.コンセントを抜き待機電力をカット

コピー機、複合機には、通常、主電源のオン/オフができるスイッチがある。まず、それを切り、次にコンセントからプラグを抜こう。これで、待機電力を抑制することができる。

1日あたりの一般的なコピー機の待機電力は約3.3kWhなので、年間にすればかなりの電力を節約できる。日中、コピー機や複合機を頻繁に使っているため主電源を落とせない場合でも、夜間のみコンセントを抜くことで省電力を図ることができる。

ただし、FAX機能を利用する場合は、電源を切っていてはFAXの受信ができなくなるので、「スリープモード」などの省エネモードがあればそれを設定し、主電源はオンのままにする。

2.省エネモードを設定

省エネモードとは、機械が待機状態のまま一定時間が経過すると、自動的に電力消費を抑えた状態に移行する機能だ。より高い省エネ効果を得るには、節電レベルの高いモードへの移行時間を短く設定する。

最近の機種にはほとんどこの機能が搭載されているので、ぜひ設定しておきたい。効果は機種によっても違うが、オートオフの時間設定を1分とした省エネモードを使用すると、省エネモード未使用時に比べて1/4以下に消費電力を抑えることができる。

省エネモード
未使用

省エネモード
使用

20.14kWh ※1

4.36kWh ※2

オートオフの時間設定
240分

オートオフの時間設定
1分

(※1)国際エネルギースタープログラムで定められたTEC(Typical Electricity Consumption)値測定に基づく算出値
(※2)国際エネルギースタープログラムで定められた測定法に基づくTEC値
※1日あたりの消費電力量×5日(月〜金)+オフモード/スリープモード時の消費電力量×2日(土、日)として計算

温水洗浄便座の節電方法

オフィスにも温水洗浄便座は普及しているが、その待機電力も約2W前後と無視はできない。また、便座を保温するタイプの場合はさらに多くの電力を消費する。

温水洗浄便座の消費電力を抑えるためには、以下のような工夫ができる。

1.長時間使用しないときは電源プラグを抜く

夜間や土日など長時間使用しない場合、電源プラグをコンセントから抜いておく。待機電力の節電になる。

2.温水の設定温度を下げる

温水の設定を季節ごとに調整することで、電力を大きく節約することができる。冬期は[強]から[中]に設定し、比較的暖かい季節には[弱]に設定しよう。[弱]でも冷たさを感じることはないはずだ。また、真夏などはスイッチを切るようにしよう。

3.便座の設定温度を下げる

便座の温度設定を[高]から[中]、もしくは[中]から[低]にするだけで、1年間に約30kWhの省エネを図ることができる。さらに便座を常に閉じるようにすれば、さらに電力を節約することができる。

4.ふたを閉める

便座のふたを閉めることによる省エネ効果は大きく、10〜15%程度の消費電力を節約できる。ふたが開いている場合は、閉まっている場合に比べて便座表面温度も低くなり、冬期には平均2〜3℃の差が生じている。

その他のオフィス家電の節電方法

オフィスで普段よく使っているIT機器、オフィス家電の消費電力の一覧を表にまとめよう。

 

製品

消費電力

パソコン関連

デスクトップパソコン

100〜300W

ノートパソコン

50〜100W

液晶モニター

20〜60W

インクジェットプリンタ

10〜30W

レーザープリンタ

200〜500W

スキャナ

2〜40W

OA機器

複合機

1500〜2000W

シュレッダ

300〜600W

プロジェクタ

80〜400W

オフィス家電

冷蔵庫

100〜200W

電子レンジ

600〜1500W

電気ポット・電気ケトル

900〜1300W

温水洗浄便座

300〜700W


この中で、冷蔵庫(400リットルクラス)の冷蔵強度を[強]から[中]に変更したときの省エネ効果は、平均で11%となる。このとき、冷蔵庫温度は1〜2度、冷凍室温度は2〜2.5度、上昇するが、保冷効果に大きな差は感じないはずだ。また、冷蔵庫いっぱいに詰め込んだ場合に比べ、2分の1詰め込んだ場合では、詰め込み直後の電力が平均で8%削減できる。オフィスでも、そして家庭でも冷蔵庫の節電を心がけたいものだ。

電気ポット・電気ケトルは900〜1300Wとかなりの電力を消費する。使用頻度の高いものでもあり、また使用個数も多いものであるため、電源を入れっぱなしにせずに、必要に応じた利用をするなど、こまめな調整を行いたい。

この他にも飲料の自動販売機など、オフィスに置いてある電気機器は多い。ビルの管理となっている設備もあるだろうが、ここは協力して節電に心がけたい。

(掲載:2011年5月)

関連リンク

  • LED照明で節電対策!省エネとコスト削減をお手伝いします

    オフィス、倉庫・工場、飲食・小売店舗や一般家庭など省電力で長寿命のLED照明には白熱電球タイプ、蛍光灯タイプ、器具一体型蛍光灯代替タイプ、水銀灯タイプ、ハロゲンタイプ、街路灯、外壁灯、防爆灯、投光器まで、さまざまなタイプおよび口金サイズのLED照明をご用意しています。


企業のITセキュリティ講座