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ZIPでなくても慌てずに!
ファイルの圧縮・解凍の方法

メールの添付などで圧縮ファイルを送受信することは多い。日本では「ZIP」形式以外にも「LHA」形式が利用されているが、圧縮ファイル形式はこれだけではない。ファイルの圧縮・解凍にはどのようなものがあるだろうか。

ファイルの圧縮と解凍
基本のおさらい

デジタルデータを一定の法則に沿って縮小することを「圧縮」、この小さくされたデータを元の状態に戻すことを「解凍」という。大きなデータをコンパクトにできるのが圧縮の利点だが、圧縮したままでは本来の処理(例えばファイルを開くなど)ができないため解凍が必要になる。なお、複数のデータを1つに圧縮する場合、本来は「複数のデータを1つにする=アーカイブ」と「データを縮小する=圧縮」の2つの操作が行われるのだが、現在ではこれらをまとめて「圧縮」と呼んでいる。

さて、圧縮したデータの活用シーンだが、例えば、デジタルカメラで撮った画像を電子メールで送る場合、そのままではデータサイズが大きいため受送信時間が長くかかったり、プロバイダによっては、添付ファイルのサイズ制限によってエラーとなることもある。そんなとき、データを小さくするこの圧縮がとても役に立つ。ファイルの種類によって圧縮率は異なるが、通常は1/3〜1/10にデータが圧縮される。画像を多く使った企画書や、参考資料の多いプレゼンなど、利用できる場面は多いだろう。

また、ハードディスクの空き領域を増やすときや、USBメモリやMOなどで大量のデータを渡すときにも圧縮を活かすことができる。逆に、インターネットからダウンロードするソフトウェアなどは、多くの場合で圧縮されているので、形式に合わせて解凍しなくてはならない。圧縮と解凍の方法をいろいろと知っておけば、役に立つに違いない。

zip? lzh? tar? cab? sit?
いろいろある圧縮・解凍の種類

圧縮ファイルについて注意しておかなければならないことがある。それは、圧縮ファイルの種類は1つだけではないことだ。表に代表的な圧縮形式の種類と特徴をまとめてみた。中でもWindowsでよく使われる「ZIP」「LHA」と、Macintoshで一般的に利用される「Stuffit」はしっかりと覚えておきたい。

主な圧縮形式の種類と特徴

形式 拡張子 普及度 主な対応ソフト
(Windows版)
特徴
ZIP zip
exe
+Lhaca
Lhacaデラックス版
世界標準ともいうべき圧縮形式。Windowsに標準で機能が装備されている。
LHA lzh
lha
exe
+Lhaca
Lhacaデラックス版
MacLha(※Mac版)
日本国内で一般的に利用されてきた圧縮形式。使い勝手と圧縮率の高さから評価を受けている。
TAR
GZIP
tar
taz
tgz
exe
Lhacaデラックス版 UNIXで普及している圧縮形式。インターネットサーバにはUNIX系が多く、利用する機会が増えている。
CABINET cab
exe
ArchIt
Lhacaデラックス版
マイクロソフトが開発した「Windows標準の圧縮形式」。Word、Excelなどマイクロソフト製品ではこの形式で圧縮されるが、普及度は高くない。
Stuffit sit
sea
Aladdin Expander
Stuffit Expander
(※Mac版)
Macintoshで一般的に使われている圧縮形式。Windows側でも対応するソフトがあれば、問題なくデータのやり取りができる。


Windowsでは標準でZIP形式に対応しているが、LHA形式には対応していない(LHA形式は、拡張子からLZH形式と呼ばれることも多い)。また、UNIX系のTAR形式やMacintosh系のStuffit形式なども、やはり対応していない。その場合、オンラインソフトを活用するのがいいだろう。定番ソフトには、それぞれ個別の形式ではなく、これら代表的な圧縮・解凍形式に一括で対応しているものが多い。圧縮・解凍の後に一定の処理(決められた場所にデータを置く、圧縮・解凍元のファイルを削除、など)を自動で行うなど、便利な機能を持つソフトもある。

Windows XP/Vistaでの圧縮・解凍の方法

Windows XP/Vistaでは、標準でZIP形式ファイルの圧縮と解凍に対応している。ファイルを扱う際のポイントや、パスワードの設定など、ちょっとした方法も付け加えて解説する。

■ZIPファイルの解凍

ZIP圧縮されたファイルを開く一番簡単な方法は、圧縮ファイルをダブルクリックなどで開き、さらにその中の個々のファイルを開く方法だろう。確かに簡単で便利な方法だが、これは一時的に1つのファイルだけを解凍しているため、複数のファイルをリンクさせて表示するようなファイル、例えばウェブのHTMLデータなどでは画像が表示されないなど不都合が起きる場合もある。また、内容を確認するだけならいいが、何か変更を加えた際はそのまま保存ができないなど、やはり通常とは使い勝手が異なる。

このような場合、やはりきちんとファイルを解凍しよう。ZIPファイルを右クリック、もしくは一旦開いてファイルメニューから[すべて展開...]を選択、あとは表示されるダイアログに従えば、任意の場所にファイルが解凍される。これでどのようなファイルでも正常に開き、編集し、保存することができる。


■ZIPファイルの圧縮

1つもしくは複数のファイルをZIP圧縮する方法は、対象のファイルを選択して右クリック、[送る]メニューから[圧縮(ZIP 形式)フォルダ]を選択する、これで圧縮は完了だ。圧縮ファイルは、圧縮元のファイルと同じ場所に、新しい別のデータとして作成される。


さて、ZIP形式の機能として、パスワードをかけることができる。方法は簡単だ。まず、前述の通りに圧縮ファイルを準備する。そして一旦開き、ファイルメニューから[パスワードの追加]を選択、表示されるダイアログに確認を含めて2度パスワードを入力して終了する。これでファイルを開くたびにパスワードが求められるようになる。

ただし注意して欲しい。ZIP機能のパスワードは必ずしも非常に高い堅牢性を持つものではなく、また、ファイル名の一覧まではパスワードを入力しなくても見えてしまう。それを踏まえたうえで、「内容までは簡単に見られたくない」くらいの簡易ロックとして利用するには便利な機能だろう。

(掲載:2007年8月)

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