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ファイルがなくては仕事ができず
パソコンのデータ引っ越し術

配置転換や機器のリプレースなどによって、現在使っているファイルや設定などを新しいパソコンに移すケースがある。しかし、引っ越すデータというのは思うよりもいろいろと多い。さて、良い方法はあるのだろうか。

ファイルをバックアップして新旧の受け渡し

新しいパソコンで以前のデータを引き続き使用する場合、まずは古いパソコンに保存しているファイル類を一度バックアップし、それを新しいマシンに移動するのが一般的な方法だ。

バックアップは、古いパソコンにある必要なデータをフォルダへまとめるなどして、CD-RやDVD-R、USBメモリなどのメディア、もしくは外付けのハードディスクやファイルサーバなどへ行う。あとは新しいパソコンでそのデータを読み込めば、ファイルの移動は基本的に終了する。特に難しいところはないはずだ。

■オンラインストレージサービスへのバックアップ
  CD-Rなどのメディア/ドライブをすぐに用意できないが、バックアップは必要といった場合には、インターネット上でファイル保管用のスペースを提供してくれる「オンラインストレージ」サービスを利用できるだろう。有料・無料を問わず数多くのサービスがあり、通信網が高速化した現在ではとても便利なサービスとなっている。
  ただし、業務に関連するデータは情報漏えいのリスクなどがあるため、高セキュリティを保証するサービスの利用も検討しつつ、注意して取り扱おう。


データの引っ越しで大変なのは、新しいパソコンに移しておきたいデータの多さだ。主なものでも表のようになる。特にメール関連のデータはビジネスにも大きく影響するので、確実に新しいパソコンへ引き継いでおこう。


新しいパソコンへ移したいデータ

メール 送信したメールや受信したメールのデータはきちんと移行しておこう。ビジネスにとって、もはやメールは「手紙」ではなく「文書」扱いの重要なデータだ。
メールアドレス帳 メーラーによってアドレス帳の扱いは変わる。例えば、Outlookはメールの保存データの中に送受信したメールのデータと連絡先などのデータも含まれている。対して、Outlook Expressではアドレス帳のデータは別途保存しなくてはいけない、など。
メールの仕分けルール 得意先とのやり取りや、メーリングリストの振り分けなどでメールを仕分けしている人も多いだろう。例えば、Outlookではこの仕分けルールを移行できるので行っておこう。Outlook Expressにはこの機能はない。
マイ ドキュメント WordやExcel、PowerPointなどで作成したファイルや、デジタルカメラなどで撮影した写真データ、インターネットからダウンロードしたデータなどは、通常「マイドキュメント」に保存される。また、アプリケーションによっては「マイドキュメント」の中に専用のデータ保存用のフォルダが作成されることがあるので、移行もれがないように確認しておこう。
デスクトップ デスクトップにデータを保存している人は多いだろう。データを引っ越す際に整理をするのもお勧めだが、丸ごと移す場合には[Documents and Settings]→[ユーザ名]を選択し、「デスクトップ」フォルダをバックアップしておこう。
お気に入り Internet Explorerに設定している「お気に入り」のデータも忘れずに移行しよう。ビジネスで必要なWebサイトも数多く登録しているはずだ。
ユーザ辞書 人名、地名の固有名詞など、自分で語句を登録している場合には、日本語入力ソフトの「ユーザ辞書」も移行させておこう。
証明書 ネットバンキングなどを利用している場合は、Internet Explorerに組み入れられた「証明書」のエクスポートも忘れずに行いたい。[ツール]→[インターネットオプション]→[コンテンツ]→[証明書]→[エクスポート]を選択すれば、あとは画面の指示に従えばよい。

パソコン同士を直接つないでデータ移行

LANケーブルを使用すれば、データのバックアップをすることもなく、古いパソコンから新しいパソコンへファイルを移行させることができる。

この方法で注意したいのが、2台のパソコンをつなぐLANケーブルの種類だ。一般的にネットワークを組む際にパソコンからルーターやハブにつないでいるLANケーブルは、通常「ストレートケーブル」がほとんどだ。しかし、パソコン同士を直接つなぐ場合は「クロスケーブル」が必要となる。機種によってはどちらのケーブルでも大丈夫だが、確認をしておこう。

■新旧パソコンの設定方法

LANケーブルを使ってパソコン同士をつなぐ場合、まずは新旧2台のパソコンにそれぞれの名前とワークグループの名前を設定し、新しいパソコンから古いパソコンの中を見ることができるようにする必要がある。ここでは、新旧ともWindows XPとして設定方法を解説しよう。

  1. [コントロールパネル]→[システム]を選択。「システムのプロパティ」ウインドウが開いたら、[コンピュータ名]タブを選択し、[変更...]ボタンをクリックする。

  2. 「コンピュータ名の変更」のウインドウが開くので、[コンピュータ名]と[ワークグループ]の入力欄にそれぞれ「01」と「GROUP」など任意の名前を入力し、[OK]ボタンをクリックする。なお、新しいパソコンの[コンピュータ名]には古いパソコンとは別の名前(「01」≠「02」など)を入力し、[ワークグループ]には古いパソコンと同じ名前(「GROUP」=「GROUP」など)を入力、決定する。

  3. 新旧のパソコンとも、[コントロールパネル]→[ネットワークとインターネット接続]から[ローカルエリア接続]を表示させ、右クリックで[プロパティ]を選択する。

  4. [全般]タブを選択し、「この接続は次の項目を使用します」の項目の中で「Microsoft ネットワーク用クライアント」と「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」の2つにチェックを入れて決定する。

■新しいパソコンから見られるようにする

新旧のパソコンの設定が済んだら、次は古いパソコン(コンピュータ名「01」とする)のデータを新しいパソコン(コンピュータ名「02」とする)で見られるようにしよう。マイドキュメントに「引っ越し用」フォルダを作り、ここにデータをまとめたとして話を進める。

  1. 古いパソコンの「引っ越し用」フォルダのアイコンの上で右クリックし、[プロパティ]を選択。[共有]タブを選択し、[ネットワーク上でこのフォルダを共有する]にチェックを入れ、決定する。

  2. 新しいパソコンの[スタート]ボタンから[マイ ネットワーク]を選択し、「マイ ネットワーク」ウインドウが開いたら、[ネットワーク全体]→[Microsoft Windows Network]→[GROUP]→[01]→[引っ越し用]と選択していけば、データが参照できる。あとは、「引っ越し用」フォルダをコピーすればよい。

データの引っ越しも「業者」に頼む

引っ越しを引越業者に依頼するのと同様に、パソコンのデータの引っ越しにも専用のツールを利用するのも1つの方法だ。自動化、一括化、簡単操作など、専用ツールならではのメリットがある。

■専用ツールの利用

専用ツールは数多く発売されている。これらは単純にメール関連のデータやIEのお気に入り、マイドキュメントが一括で移行できるだけでなく、アプリケーションも再インストールせずに移行できる機能を持ったものまである。また、データ転送方法もメディアへのバックアップ、LANケーブル接続、ネットワーク接続などさまざまな種類に対応している。

■Windows Vistaへの引っ越しには専用ツールが便利

Windows XPからWindows VistaへOSをバージョンアップしての引っ越しには、マイクロソフトが専用の転送ツールを用意しているので、ぜひ活用したい。ユーザアカウント、ファイルおよびフォルダ、メールのメッセージ・設定・連絡先、Windowsの設定、インターネットの設定など、さまざまな情報が簡単に移行できる。

この転送ツールはWindows Vistaのインストールディスクに付属しており、ここからWindows XPのマシンへ組み入れて利用するが、マイクロソフトのWebサイトからダウンロードすることも可能だ。

(掲載:2007年9月)

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