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Windows VistaのWindows モビリティ センター
モバイル機能の向上でビジネスの機動力を上げる

Windows Vistaでは省電力モードやプレゼンテーション設定などが新たに搭載され、ノートパソコンが活躍する場面が与えられている。どのようなシチュエーションで威力を発揮するのか、それぞれの方法を見ていこう。

省エネと利便性向上を両立
Windows Vistaのスリープ機能

ノートパソコンとWindows Vistaの組み合わせのときには、ぜひ「スリープ」機能を活用したい。通常、シャットダウンしたWindows Vistaを起動するには1分以上かかるが、スリープからの復帰なら2秒ほどで起動できるのだ。しかも、スリープ前のデスクトップの状態がそのまま保たれているため、作業に取りかかりやすい。プレゼンテーションなどで、いったんパソコンを休止させる場合などに大いに役に立つ機能だろう。

これまでのWindows XPでも「スタンバイ」や「休止状態」の機能を使えば、終了前に開いていたウィンドウなどがそのまま表示された。Windows Vistaのスリープはこれに似ているが、仕組みは異なる。

Windows XPのスタンバイは作業中のデータをメモリに、休止状態ではハードディスク(HDD)に保存して終了する。メモリは高速に動作できるのですばやく再起動ができるが、電源がなくなると保持している情報も消えるため、停電やバッテリ切れによってデータを失う危険がスタンバイにはある。これに対して休止状態は、電源がなくても情報が消えないHDDにデータを記録するため大切なデータを残すことはできるが、HDDの動作はメモリよりも遅いため再起動に時間がかかる。どちらも一長一短、トレードオフの関係になっていた。

Windows Vistaのスリープは、このWindows XPの2つの機能から両方のメリットを取り入れている。作業データはいったんメモリに保存され、18時間たつかバッテリ残量が少なくなると自動的にHDDへ保存される。これによって、18時間以内なら約2秒ですばやく起動できて便利であり、うっかりバッテリを切らしても作業中のデータはHDDに残るので安心だ。

Windows Vistaのスリープ機能

なお、便利なスリープ機能も停電には弱い。常に安全を心がけるなら、スリープ機能をさらに強力にした「ハイブリッドスリープ」を使おう。これはメモリとHDDの両方へ同時に作業データを保存するスリープだ。そのため、電源に接続中はいつでも高速に起動でき、急な停電でもHDDから問題なくデータを読み出すことができる。オフィスでノートパソコンを電源につないで仕事をするときなどは、ぜひこの設定を活かしてもらいたい。

ハイブリッドスリープを使うには[コントロール パネル]>[電源オプション]>[プラン設定の編集]>[詳細な電源設定の変更]を開き、[スリープ]>[ハイブリッドスリープを許可する]を選択してプルダウンメニューから[オン]を設定しよう。

ハイブリッドスリープの設定

ノートパソコンのモバイル性を高める
Windows モビリティ センター

ノートパソコンなどモバイル機器のポテンシャルを引き出す機能として、Windows Vistaでは「Windows モビリティ センター」が装備された。モバイル機器は持ち歩く先々によって使用環境が変わるため、場所に応じて適した設定を切り替えたいときが多くある。今までは関連の設定、音量調整やワイヤレスネットワーク接続の状態チェック、ディスプレイの輝度調整などがあちこちに存在していたが、これを1カ所でまとめて行うことが可能になった。

Windows モビリティ センターは[スタート]>[コントロール パネル]>[モバイルコンピュータ]>[Windows モビリティ センター]と開く。

モバイル関連を一括設定

プレゼンテーションをスマートに
ノートパソコンの設定を自動で行う

Windows モビリティ センターではモバイルに関するさまざまな設定を行うことができるが、特に活用したいのが「プレゼンテーション設定」だ。

プレゼンテーション設定は、PowerPointを使ったプレゼンテーション中だけに適用できるノートパソコンのオプションになる。Windows XPではプレゼンテーション中でも省電力設定のためにディスプレイが真っ暗になったり、デスクトップの壁紙が表示されてしまうことなどがあったが、これを解決する機能として大いに役立つ。

プレゼンテーション設定をオンにすると、ノートパソコンは常に起動状態になり、システム通知がオフになるため、プレゼンテーションが中断されたり邪魔されたりすることがない。また、プレゼンテーションを行っている間だけ、スクリーンセーバーをオフにしたり、スピーカのボリュームを調整したり、デスクトップの背景を単色に変更するなどの設定を行うことができる。この設定は自動的に保存され、手動でオフにしない限り、プレゼンテーションのたびに適用される。

このほか、プロジェクタを使う場合に便利なのが「マルチモニタ」機能だ。今まではファンクションキーを押してモニタの切り替えを行っていたかと思うが、この機能を使えばプロジェクタやディスプレイをつなぐだけで自動的に外部ディスプレイとして認識、出力できるようになった。プレゼンテーションの機会が多い人はかなり重宝するだろう。

また、Windows互換のネットワークプロジェクタであれば「ネットワーク プロジェクタへの接続」ウイザードを使用して、プリンタと同様にネットワーク経由で接続し、出力できる。[スタート]>[すべてのプログラム]>[アクセサリ]>[ネットワーク プロジェクタへの接続]でウイザードを開いたら、後は自動でネットワーク上のプロジェクタが表示される。手動で検出・追加する場合は「http://server/projectors/<プロジェクタ名>」または「\\server\projectors\<プロジェクタ名>」のアドレスで指定する。

Windows Vistaではモバイルによるパソコンの活躍を目指した設計が盛り込まれている。ビジネスシーンに応じた使い分けを考えてはどうだろうか。

(掲載:2009年3月)

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