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WindowsでもMacintoshでも
やっぱりセキュリティ対策は大切

普及台数の多いWindowsのパソコンは攻撃対象にされやすいため、セキュリティ対策はずっと訴えられてきた。その一方で、Macintoshはあまり強くいわれてこなかったが、対策をしなくてよいわけではない。いま一度、セキュリティのおさらいをしてみよう。

Windows OSのセキュリティ対策

セキュリティ対策の基本は、外部から悪影響を及ぼす要因を持ち込まないことである。つまり、セキュリティ問題の原因となりやすいものはWebブラウザやメールソフトウェアだ。これらに関しても注意すべき点は多くあるが、ここではその土台となるOSに関連した対策方法を示していこう。必ず、実行しておきたいことを紹介する。

■Windows Updateの設定と実行

Windows OS(Windows XPやVistaなど)を利用しているユーザならば、必ず「Windows Update(ウィンドウズ アップデート)」の設定、そして実行しよう。Windows Updateは、Windows開発元のマイクロソフトが提供しているセキュリティホールの修正プログラムやバグの修正パッチ、追加機能などを一覧で表示し、必要なものをインターネット経由でその場でインストールする機能だ。新しいパッチなどが更新・配布された際、自動でこのWindows Updateを実行するよう設定することもできる。Windows Updateで修正される内容は重要なものばかりなので、必ずこの自動実行を設定しておこう。

設定方法は、Windows XPでは「コントロールパネル」>「自動更新」を開く。ここで「自動(推奨)」を設定しておけば、指定の時間にWindows Updateが自動で実行される。Windows Vistaでは「コントロールパネル」>「Windows Update」>「設定の変更」で、同様に設定が可能だ。

ちなみに、「Microsoft Update(マイクロソフト アップデート)」というものもあるが、こちらはマイクロソフトが提供するWindowsのほかに、Officeなどのソフトウェア、およびデバイスドライバのダウンロードと更新を行うサービスとなる。

Windows XPでのWindows Update設定画面

「セキュリティホール」と「修正プログラム」

セキュリティホールとは、コンピュータプログラムの設計上のミスや作成時の欠陥などによって発生する、システムやソフトウェアに存在する意図しないセキュリティ上の弱点 (脆弱性) のことを指す。このセキュリティホールが悪意のあるユーザによって悪用されると、インターネットを通じて自分のパソコンのメールの内容を読まれたり、自分になりすましてネットショッピングをされたり、パソコンのデータを改ざん・消去されるなど、不正に操作されてしまう危険性がある。

こうしたセキュリティホールからの不正アクセスやウイルスの感染を防ぐには、その製品の製造元によって配布される修正プログラムが必要だ。Windows Updateから提供される修正プログラムは、基本的にWindows OSとInternet Explorer、Windows Media Player、Outlook Expressなどに限られている。

■各種ソフトウェアのアップデート

Windows Updateの実行は必須だが、それだけではパソコンは安全な状態に保たれない。Windows UpdateはあくまでOSと一部マイクロソフトのソフトウェアがアップデートされるだけで、その他のソフトウェアについては更新されないからだ。セキュリティホールはすべてのソフトウェアで存在する可能性があるため、それぞれのパソコンにインストールされているソフトウェアのアップデート情報は常にチェックしておきたい。

ソフトウェアによっては、Windows Updateと同じように自動的に更新情報を知らせてくれるものもあるが、この機能が付いていないものは、定期的(1カ月に1度程度)に開発元やサポートのWebサイトをチェックすることを心がけよう。

■パーソナルファイアウォールの利用

パソコンを外部からの不正アクセスから防御するためには「パーソナルファイアウォール」というソフトウェアの導入が効果的だ。このパーソナルファイアウォールが果たす役割は、インターネットを通じたアクセスの監視と規制となる。そのパソコンで使用しない不要なアクセスならば遮断して危険の可能性を減らし、悪意のある外部からの不正侵入と判断すれば防御する。もちろんウイルスの侵入も阻止し、自分のパソコンを不必要な相手から見えなくしたりすることも可能になる。特に最近はADSLや光回線の普及によって、企業だけではなく個人のパソコンもインターネットに常時接続する場合が増えているため、より不正アクセスの危険性が高くなっている。

パーソナルファイアウォールのソフトウェアは単体で販売もされているが、総合セキュリティ対策ソフトウェアである「ウイルスバスター」や「ノートン・インターネットセキュリティ」などにも付属している。また、Windows XP/Vistaでは、OSそのものにも「Windowsファイアウォール」という機能が付いているため、専用のものに比べれば機能などが簡素ではあるが、こちらのほうでもパーソナルファイアウォールの設定が可能だ。

Windows Vistaでのファイアウォール設定画面

■セキュリティ対策ソフトウェアの導入

これまでのソフトウェア・アップデート実行、パーソナルファイアウォール導入だけではセキュリティ対策は万全ではない。メールに添付されるウイルスの除去や、Webサイトからダウンロードしたソフトウェアの安全を確認するには、やはり専門のセキュリティ対策ソフトウェアの導入が不可欠だ。また、「スパムメール」と呼ばれる迷惑メールに対策にも、これらのソフトウェアは活躍する。機能が多く分かりづらい面もあるので、購入や使用の際には販売店やサポートに相談するのもいいだろう。

Macintoshのセキュリティ対策

「Macintoshはウイルスに強い」「Macintoshにはセキュリティ対策をしなくていい」とまことしやかにいわれていた時期もあったが、実際は違う。Macintoshにも、しっかりとしたセキュリティ対策をする必要がある。

確かにウイルスやワームなどの攻撃は、対象数が多く影響が大きくなるWindowsを狙ったものが多い。しかし、最近はMacintoshの脆弱性を狙ったウイルスなども数多く登場するようになり、その度に開発元のアップルではMac OSのアップデートを行っている。やはり、Macintoshにもセキュリティ対策は欠かせない。基本的な対策方法はWindowsと同じだ。

■Mac OSのアップデート

Windowsと同様に、アップルでもMac OS Xや自社製ソフトウェアの不具合を修正したり、新機能を追加するためのアップデータをインターネットで無料配布している。Mac OS X 10.4/10.5では、この「ソフトウェア・アップデート」の機能が標準でオンになっており、1週間に1度、アップルのサーバにアクセスして最新版のアップデータが公開されているかどうかをチェックしてくれる。アップデータが見つかったらアップデートを促してくれるので、必ず実行しておこう。

アップルメニューから「ソフトウェア・アップデート...」を選択する。アップデート情報が検索され、更新パッチなどがあれば「ソフトウェア・アップデート」ウインドウで項目が表示される。通常は入手可能なアップデータはすべてインストールしよう。

Mac OS Xでのソフトウェア・アップデート検索

■各種ソフトウェアのアップデート

マイクロソフトやアップル、またアドビシステムズなど大手ソフトウェアメーカー製品の多くには、自動的にアップデート情報を知らせる機能が付いている。しかし、こうした機能が付いていない製品もある。また、アップデート以外にも重要なアナウンスがされることもあるため、ソフトウェアメーカーのWebサイトは必ず定期的(1カ月に1度程度)にチェックしておこう。

■パーソナルファイアウォールの利用

Mac OS Xにも「ファイアウォール」の機能が搭載されている。このファイアウォールを設定するためには、「システム環境設定」>「セキュリティ」>「ファイアウォール」タブを開く。このファイアウォールの設定により、外部からの無用な接続を遮断することができる。なお、最新のMac OS X 10.5では「アプリケーション・ファイアウォール」と呼ばれる新しいテクノロジが導入されており、ソフトウェアごとに接続を制御できるようになった。

Mac OS Xでのファイアウォール設定

■セキュリティ対策ソフトウェアの導入

メールに添付されたウイルスの対策や迷惑メール対策、そして総合的なセキュリティ対策には、やはりMacintoshでも専用のソフトウェアが必要だ。Windowsほど製品の種類は多くないが、用途別のソフトウェアもあるので、その機能をチェックしてから導入しよう。

(掲載:2009年4月)

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