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データのバックアップは
「クラウド」で

データのバックアップは、別に用意したHDDやDVD、USBメモリなどのメディアに行うのが通常だ。だが最近は、クラウド型のサービスを利用するという人が急増している。そのメリットと使い方を解説する。

クラウド型サービスとは

最近「クラウド」という言葉をよく耳にするが、一般には「クラウドコンピューティング」を略して「クラウド」と呼ぶことが多い。コンピュータのシステムを表現するイメージ図では、ネットワークを雲(クラウド)の図で表すことが多いので、それが由来といわれている。つまり、ネットワーク、特にインターネットをベースとしたコンピュータの利用形態をクラウドと呼んでいるのだ。

クラウドのメリットは、データを自分のパソコンではなく、インターネット上のサーバなどに保存するため、自宅や会社、外出先など、さまざまな環境でパソコンやスマートフォンなどからデータを閲覧、編集、アップロードすることができる点だ。

クラウドのサービスとして最も一般的に広まっているのは「Webメール」だろう。マイクロソフトの「Hotmail」やグーグルの「Gmail」、ヤフーの「Yahoo! Mail」などがその代表格だ。迷惑メール対策や外出先から簡単にメールの送受信できることなどから、ビジネスでも利用する人が増えているという。

そして、最近利用者が増えているのが、クラウドを使ったデータのバックアップだ。

従来のデータのバックアップ手法は、別のHDDやUSBメモリ、DVDなどを使ったものが一般的だったが、最近はさまざまな「オンラインストレージサービス」(ファイル保存サービス)が登場してきたため、こちらへ乗り換える人も増えている。

オンラインストレージサービスでは、ユーザごとに記憶領域(数Gバイト程度が一般的)が設けられ、そのユーザの許可がなければ他人はアクセスできない仕組みになっている。

ここでオンラインストレージサービスのメリットとデメリットを整理してみよう。

■メリット

  • 外出先でも保存ファイルを最新の状態に保てる
  • 外付けの記憶媒体を用意する必要がないため管理が簡単
  • 無料で利用できるサービスが多い
  • 記憶容量も1〜5Gバイトと大量のデータを保存できる
  • パソコンだけでなくスマートフォンなどの携帯端末でも利用できる

■デメリット

  • インターネット環境の違いによってアップロード(保存)に時間がかかることがある
  • ネットワークの障害などでサービスが利用できないことがある
  • 事故などによるデータ流出・喪失の可能性がゼロではない

Webブラウザを使った
データの保存方法

ここでは広く普及している「Googleドキュメント」と「SkyDrive」について、その特徴と使い方を説明しよう。これらのサービスはWebブラウザを使用するため、Webブラウザ型のオンラインストレージサービスと呼ばれている。

Googleドキュメント(グーグル)

オンラインストレージサービスで最も普及しているのが、グーグルの「Googleドキュメント」だ。無料で1Gバイトのストレージサービスを利用できるだけでなく、WordやExcel、PowerPointなどのファイルに対応しており、外出先でもそれらのファイルを簡単に閲覧することができる。

データの保存方法はとても簡単。WebブラウザでGoogleドキュメントのサイトへアクセスし、「アップロード」ボタンをクリックしファイルを選択するだけだ。

なお、このサービスを利用するには、Googleのアカウントを設定する必要がある。既にGmailを使っている人は、そのアカウントを使用できる。また、保存容量を増やすことができる有料のサービスも用意されている。

ファイルの保存方法

Googleドキュメントにアクセス
Googleドキュメントにアクセスし、「アップロード」ボタンをクリックする

アップロードするファイルを決定
[アップロードするファイルを選択]ボタンをクリックし、保存したいファイルを選択する。このとき「ドキュメントや図形描画を対応するGoogleドキュメントの形式に変換する」にチェックを入れると、オンラインで編集ができる独自のファイル形式に変換される。ファイルをバックアップが目的のときは、このチェックを外しておく


SkyDrive(マイクロソフト)

Googleドキュメントよりは後発になるが、マイクロソフトでも充実したオンラインストレージサービスをスタートさせた。それが25Gバイトの容量を使える「SkyDrive」だ。こちらもWindows Live IDのアカウントを持っている人なら無料で利用することができる。また、ExcelやWordがインストールされていないパソコンでも、オンライン上でファイルを閲覧・編集することが可能だ。

ファイルの保存方法

SkyDriveにアクセス
SkyDriveにアクセスし、「ファイルの追加」ボタンをクリックする

保存したファイルを開く
保存したファイルを開くときは、[ブラウザで編集][Wordで開く]などを選択できる。ExcelやWordがインストールされていないパソコンからでも、[ブラウザで編集]を選択すればファイルを編集できる

便利なフォルダ連動型と
ドライブ表示型サービス

主としてデータのバックアップを目的にするなら、Webブラウザを起動しなくても利用できるオンラインストレージサービスが便利だ。

まずはフォルダ連動型のサービス。デスクトップに専用のフォルダが作成され、そこにバックアップしたいファイルを入れておけば、自動的に保存してくれる。

ドライブ表示型は、専用のドライブが表示され、HDDのドライブと同じような使い方ができるサービス。フォルダ連動型、ドライブ表示型とも専用のソフトをインストールする必要がある。

フォルダ連動型、ドライブ表示型のオンラインストレージサービスとも、無料で利用できるものがインターネット上で公開されているので、必要に応じて利用してみるのもよいだろう。

ただ、上記で紹介したサービスはいずれもデータのバックアップ用途に便利なものではあるが、やはり大切なデータは手元のHDDにも置いておくなど、二重三重の用心を心がけたい。

(掲載:2011年2月)

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