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スマートフォン・タブレットをプレゼンに役立てるテクニック

持ち運びがしやすいスマートフォン・タブレットを、ビジネスシーンで利用するケースがどんどん増えている。書類作成やメールの送受信はもちろんのこと、最近ではアプリが充実してきたこともあり、プレゼンの場面でもスマートフォン・タブレットが活躍するようになってきた。そこで今回はスマートフォン・タブレットをプレゼンに役立てるテクニックを紹介する。

スマートフォン・タブレット用PowerPointで手軽にプレゼンを行う

最近ではビジネスの場面において、パソコンではなくスマートフォンやタブレットを使用するケースが増えてきている。前回の本連載でも紹介したとおり、iPhone/iPadやAndroid、Windows Phone/タブレット向けのMicrosoft PowerPointも無料で提供されている。iPhone/iPadならApp Store、AndroidならPlayストアで「powerpoint」を検索すれば見つかるはずだ。

Apple Storeで「power point」を検索した画面

iPhone/iPadならApp Store、AndroidならPlayストアで「power point」を検索すれば、スマートフォン・タブレット向けのPowerPointを見つけることができる。インストールは無料で行える。

Microsoft PowerPointを使えば、外出先でもパッとスマートフォンやタブレットを取り出して、プレゼン用のpptファイルを閲覧・編集することができる。タブレットならば画面の大きさもある程度あるので、少人数ならばタブレットの画面を見せながらプレゼンを行うこともできるだろう。

パソコンで作成したPowerPointファイルを開いた画面

モバイル向けのMicrosoft PowerPointでは、パソコンで作成したPowerPointファイルを閲覧・編集したり、新規ファイルを作成したりすることができる。右上の三角アイコンをタップすればプレゼンファイルの再生が行われる。

再生中の画面にメニューを表示させたところ

再生中の画面。画面を左右スワイプでページめくり、手前(画像では下)側にスワイプするとメニューが表示される。

画面出力用アダプターとモバイルプロジェクターを活用する

ある程度の人数向けにプレゼンを行う場合は、さすがにタブレット、ましてやスマートフォンの画面では小さ過ぎて厳しい。そんなときはスマートフォンの画面をハイビジョンテレビなどに出力できる、出力アダプターを用いるとよいだろう。

HDMI変換アダプターの画像

写真はスマートフォンの画面や映像をテレビに出力するためのmicroUSB-HDMI変換アダプター、サンワサプライ「AD-HD12MH」。同様の製品として、iPhone/iPad用のApple「Lightning -Digital AVアダプタ」など、各種製品が販売されている。

もし外出先の会議室などに大画面テレビが設置されているようであれば、スマートフォン・タブレットに出力アダプターを接続し、出力アダプターからHDMIケーブルなどで映像を出力すれば、テレビにPowerPointの画像を出力してプレゼンを行える。

さらに大画面でのプレゼンを行いたいときは、プロジェクターに接続するといい。最近では2015年5月の本連載「プレゼンの強い味方! モバイルプロジェクターの選び方」で紹介したように、手軽に持ち運べる携帯用プロジェクターも多数発売されている。スマートフォンやタブレットと一緒に持ち歩いて、商談になったらその場で即プレゼンを行いたいという人にお薦めだ。

2015年5月「プレゼンの強い味方! モバイルプロジェクターの選び方」
https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/html-files/it/pc_techo/201505.html

サンワサプライ「PRJ-5N」の画像

写真はモバイルプロジェクター、サンワサプライの「PRJ-5N」。わずか230gと持ち運びやすい。

スマートフォンをPowerPointのリモコンにできる「Office Remote」

プレゼンをパソコンで行う場合も、スマートフォンやタブレットは役に立つ。マイクロソフトが配布しているAndroid用アプリ「Office Remote for Android」を使うと、Androidスマートフォン・タブレットの画面から、パソコン上のPowerPointを遠隔操作してプレゼンを行うことができる。

「Office Remote」を利用するときは、スマートフォン・タブレット側と、操作されるパソコン側の方でBluetoothをオンにしておく。そしてスマートフォン・タブレットに「Office Remote for Android」をインストールし、パソコン側に「Microsoft Office Remote PC Setup」をインストールしておく。なお入手先のサイトは英語版で、ソフトの表記も英語だが、日本語版Windows・PowerPointでも問題なく利用できる。

「Microsoft Office Remote PC Setup」
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=41149

この状態で「Office Remote for Android」を起動し、Bluetoothのペアリング設定を行えば、スマートフォン・タブレットをあたかもパソコンのPowerPointのリモコンのように利用することができるようになるのだ。

BluetoothをONにした画面

スマートフォン・タブレット側で「Office Remote for Android」を起動。スマートフォン・タブレット、パソコンの双方でBluetoothをオンにしておき、Bluetoothのペアリング設定を行う。

「OFFICE REMOTE」タブの「Office Remote」をクリックし、「Turn On」を選択する画面

ペアリングが済んだらパソコン側のPowerPointでプレゼン用ファイルを読み込み、「OFFICE REMOTE」タブの「Office Remote」をクリックし、「Turn On」を選択する。なお「OFFICE REMOTE」タブが表示されていない場合は、タイトルバーの▼の上に1本線が入っているボタン(クイックアクセスツールバーのユーザー設定)で「その他のコマンド」から「アドイン」を選択し、「設定」ボタンを使って「Microsoft Office Remote Support for PowerPoint」を有効にしておく。

スマートフォン・タブレット側の「Office Remote for Android」でパソコンのPowerPointを遠隔操作する画面

スマートフォン・タブレット側の「Office Remote for Android」の画面から、パソコンのPowerPointを遠隔操作することができる。

iPhone用の「Office Remote」は存在しないが、「i-Clickr Remote for PowerPoint」などの同様の操作が行えるアプリが提供されている。

「i-Clickr Remote for PowerPoint」
https://itunes.apple.com/jp/app/i-clickr-remote-for-powerpoint/id288087993?mt=8

このほかパソコンでプレゼンを行う傍ら、手元のタブレットに資料を表示しておいたり、時計を表示しておいたりしてタイムキーパーとして使うという手もある。このように、スマートフォンやタブレットを利用して、快適なプレゼンに役立てよう。

テキスト/芝田隆広

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