お客様マイページガイド 2023年7月号 大塚商会
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天気予報「雨」→即在宅!? 従業員の安全とヤル気を守る「攻め」のBCP
毎年のように「記録的な大雨」による災害が発生する日本列島。気象庁によれば、大雨の年間発生回数は有意に増えているそうです。記憶に新しいのは、台風2号が接近した6月初旬のこと。各地で冠水・浸水被害が発生し、新幹線は運行中止、在来線や道路も大きな混乱に見舞われました。
多くの企業が考えるBCP(事業継続計画)は、このような大型の天災の際に発動する「防御策」。しかし、大雨が頻発している現状を鑑みると、もっとカジュアルに運用できるライトなBCPも必要ではないでしょうか。例えば、降水量10mm以上の強い雨が降りそうな日は在宅勤務に切り替える。もっといえば、降水量にかかわらず降水確率60%以上の予報なら出社中止。それくらい前のめりな「攻め」のBCP対策があっても良いかもしれません。
テレワークが普及した現代において、もはや出社は美徳にあらず。そもそも雨の日は交通ダイヤが乱れがちですし、怪我や事故のリスクを考えれば家から出ない方が安全です。ただでさえ雨の日の外出は気が重いもの。家で仕事する方が、モチベーションも作業効率も高まるでしょう。「朝X時、自宅や通勤路のエリアで降水確率●%以上、降水量予測●mm以上」など明確な判断基準さえ設けておけば、出社するか否かで迷わず済みます。
重視すべきは、雨でも嵐でも出社する気合い、ではなく、従業員の安全とヤル気。気軽にアクセスできるセキュアなリモート環境があれば、オフィス同様に作業すること自体は難しくありません。天候や不測の事態に左右されない業務環境は、企業のBCP対策としても欠かせないもの。日常的に活用すれば災害対応の予行練習になるうえ、従業員満足度もアップするかもしれません。一挙両得のカジュアルなBCP、試してみてはいかがでしょうか。
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