お客様マイページガイド 2024年8月号 大塚商会

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【「定年撤廃」が現実に? 生涯現役で働くための心構え】

定年といえば60代というイメージがありますが、昭和初期には「55歳定年」が主流だったのをご存じでしょうか。平均寿命の上昇や少子高齢化など社会変化を背景に、定年年齢のトレンドも推移してきました。どのように変わってきたのかを知るために、「高年齢者雇用安定法」(高年法)改正の遍歴をたどってみましょう。

  • 1986年 定年年齢が60歳を下回らないよう努力義務化
  • 1990年 定年後の再雇用推進について努力義務化
  • 1998年 60歳以上定年を義務化
  • 2000年 65歳までの雇用確保措置を努力義務化
  • 2004年 65歳までの雇用確保措置を義務化
  • 2020年 65歳までの雇用確保措置を義務化、70歳までの就業確保措置を努力義務化

労働人口減少に歯止めがかからない限り、定年年齢の上昇トレンドは続きます。そんな未来を想像したとき心配なのは、「定年まであと●年」とカウントダウンしていた中堅・ベテラン層。60代での引退を想定していると、気力や意欲が保たないかもしれません。今のうちから「少なくとも70歳までは働くぞ!」とマインドセットをチェンジ(チャージ?)しておく必要がありそうです。

高年法に限らず、人事労務の関連法は時代の変化に合わせて改正を繰り返しています。重要な法改正は早めに内容とスケジュールを把握して、実務対応で後れを取らないようにしておきたいですね。

法改正対応! 労働条件通知書と労働条件明示ルール