お客様マイページガイド 2024年11月号 大塚商会

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【物価高でも賃上げを諦めない! 社員のヤル気の作り方】

大手企業で賃上げラッシュが続き、10%超のベースアップなどもニュースになっています。中小企業の経営者や人事部門にとってはプレッシャーを感じる状況ですが、「だからといって簡単に賃上げなんてできないよ……」とお悩みではありませんか?しかしそれは、これまでの経験だけによる思い込みかもしれません。

現状、物価の高騰は全ての企業に影響を及ぼしています。飲食店でもメニューや価格の改定が相次ぎ、生活用品や日用品も次々と値上がりしています。どの企業も仕入価格の上昇に直面しており、もはや「値上げ」は避けて通れないテーマ。そんな今だからこそ、自社だって、取引先との価格交渉を進める絶好の機会ともいえるのです。

もちろん、価格改定は経営者だけの仕事ではなく、日々現場と接する全ての部門が向き合うべき課題。特に営業部門は顧客との信頼関係を生かし、価格改定を含む提案を行う先駆けの役割があります。既存顧客への価格交渉だけではなく、新たな市場や業界へのアプローチを進めれば、値上げリスクを軽減しながら売り上げを伸ばすこともできるかもしれません。

人間なんでも気の持ちよう。「給料アップのため」というモチベーションがあれば、積極的な値上げ交渉や自発的な行動、さらに画期的なビジネスアイデアが生まれる可能性もあります。値上げの取り組みは「会社も苦しいから……」というしんみりムードを吹き飛ばし、社員一丸となるチャンス。皆が前向きに「頑張ろう!」と思える雰囲気を作れるといいですね。

中小企業の賃上げの現状。実現した企業ならではの取り組みとは?