お客様マイページガイド 2026年9月号 大塚商会

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【先輩たる上司の社内「交渉」技術――若手の提案をNOからGOに変えるために】

若手から「こんなことをやってみたいんです」と、勢いのある提案を受けることはありませんか。話を聞いてみると、なるほどなかなか面白い。ただ、経験を積んだ側には、同時に気になるところも見えてしまいます。(うわ、予算的に厳しいよなー)(たしか前にも似た提案、頓挫してたはず……)社歴を重ねるほど、できない理由を見つけるのは上手になるものです。

もちろん、若手の提案がそのまま通用するとは限りません。準備不足だったり、別の角度から考える必要があったりもするでしょう。そんなとき、「それは無理」とNOを提示すれば話はそこで終了。でも、「ここをもう少し詰めたら?」「この条件をクリアできればいけるかも」などと投げかけられたら、GOへの道が見えてくるかもしれません。逆に最悪なのは「ホントによく考えた? でも、なんかダメ」で根拠なく突き返すことです。

話し合ううちに、最初の提案から形が変わったっていいではないですか。提案者が「思い描いていたとおりではないけれど、やらせてもらえた」と思えるなら、それも立派なGOになります。年長者としての経験値は、若手の勢いを生かしながら、NOな箇所を減らし、GOできる着地点を一緒に探すために使いたいもの。社内の交渉くらいは基本「まずGO前提」で、若手の背中を押せる先輩でありたいですよね。

社内で積み重ねた交渉の経験は、やがてお客様との商談や取引にも生きてくるでしょう。自分の主張を押し通すのではなく、相手の考えを引き出しながら、双方にとってより良い着地点を探していく。そんな交渉ができれば、自分たちの仕事だけでなく、その先のお客様にとっての成果も大きくできるかもしれません。ビジネスにおける交渉の考え方と実践のポイントは、こちらのコラムをぜひ参考にしてください。

ビジネスの成果を最大化する戦略的交渉学(前編)