2026年 5月12日公開

総務・経理・人事コラム

「休めない職場」を変えるために、会社ができること

著者:金指 歩(かなさし あゆみ)

近年「社員の休暇取得」を支援する動きが広まりつつあります。なぜ企業は、社員が積極的に休むことを促す必要があるのでしょうか。本記事では、社員の休暇取得を推進する企業側のメリットに加え、上手な休み方のコツや制度面を整える際のポイント・活用できるサービスについて紹介します。

社員を積極的に休ませる企業が増加している理由

現在「アクティブレスト(積極的休養。動的休養とも言う)」という概念が注目を集めています。もともとはスポーツの世界で使われていた言葉で、激しい運動の後にあえて軽い運動を行うことで、血流を改善し疲労物質の除去を早める休養法を指します。

転じて、ビジネスシーンにおけるアクティブレストとは、家で静かに過ごす「パッシブレスト(消極的休養。静的休養とも言う)」とは対照的に、休日に趣味や適度な運動、旅行などを通じて心身をリフレッシュさせることです。

なぜ企業がこのアクティブレストを推奨する必要があるのでしょうか。その背景には、次のような経営に結び付く理由があります。

業務生産性を向上させるため

近年、業務生産性に関連して「プレゼンティーイズム(Presenteeism)」が注目されています。これは、出勤してはいるものの、心身の不調により業務パフォーマンスが低下している状態のことです。