2030年には輸送能力が3割以上不足する? 影響は業種・業態を問わず幅広い企業に
2024年問題による人手不足の影響は、極めて深刻であると予想されています。経済産業省の資料によれば、トラックドライバーの荷待ち時間削減など、人手不足に関する対策を取らなかった場合、国内の輸送能力は2024年度には14.2%、2030年度には34.1%不足するとされています(2019年度比)。
輸送の中で最も不足が予想されるのが、荷主別では「農産・水産品出荷団体」、次いで、複数の荷主の商品を1台の車両で運送する「特積み」です。また、地域ごとのバラつきはあるものの、国内のすべての地域で、概ね10~20%程度の輸送能力不足が予想されています。