2024年 3月26日公開

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ブランド力とイノベーションを加速させる「デザイン経営」。中小企業が実践するには?

企画・編集:株式会社アーキテクチャー

「ビジネスにおけるデザイン」と聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか。プロダクトデザインやコーポレートサイトのビジュアルデザインなどを想像する方も多いでしょう。しかし、今やデザインは戦略の策定やイノベーション創出など、経営の幅広い領域で活用されています。そこで、本記事では、デザインの力で事業拡大やブランド力向上を実現する「デザイン経営」について解説します。

「ブランド向上+イノベーション」を実現するデザイン経営

「デザイン経営」とはどういうものでしょうか。経済産業省と特許庁は2018年5月に『「デザイン経営」宣言』を取りまとめています。そのなかで、デザインとは「企業が大切にしている価値、それを実現しようとする意志を表現する営みである」と説明されており、それらを活用した経営手法をデザイン経営と呼んでいます。では、デザイン経営には、どのような効果があるのでしょうか。

「デザイン経営」は数多くある経営手法の一つです。デザインする際の制作プロセスや方法論のことをデザイン手法といい、デザイン手法を経営に活用することがデザイン経営である定義されています。デザイン経営で戦略策定や新規事業の開発を行うことで、ブランド力、イノベーション力が向上し、企業競争力が強化されるといった効果をもたらします。

営業利益にも大きな影響が。デザイン経営がもたらす大きなメリット

『「デザイン経営」宣言』は、デザイン経営への投資効果についても紹介しています。

「デザイン経営宣言」では、デザイン経営への投資効果についても解説しています。1ポンドのデザイン投資に対し、営業利益が4倍、デザインを重視する企業の株価は10年間で2.1倍、デザイン賞に登場することの多い企業の株価は、10年間で約倍など、大きなメリットをもたらします。

デザイン経営は、企業の成長や競争力強化を後押しすることがわかります。

デザイン経営を取り組む企業はたった12%。取り組んでいる企業が得ている成果は?

しかし、デザイン経営が多くの企業、とりわけ中小企業に広く普及しているかといえば、まだまだ浸透していないというのが実情です。