2025年 3月25日公開

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「五月病」は大丈夫? データや根拠に基づくストレスチェックで従業員を守ろう

企画・編集:株式会社アーキテクチャー

連休明けにやる気を失ったり、不眠や食欲減退などの心身の不調を指す「五月病」という言葉を耳にすることがあります。この症状は大型連休後に起こりやすく、放置すればストレスの蓄積から休職や退職につながる恐れもあります。
今回は、働く人々のストレスの要因や対処法、企業が取り入れるべきチェック制度を紹介します。

「五月病」の原因となるストレスは業務によって異なる

五月病の原因には、新任・転属などによる不慣れな環境の変化や気候の変動、職場での小さなストレスの蓄積などがあります。ストレスの要因は個人差がありますが、業務内容や立場によって、異なるストレスの主な要因が挙げられます。

ストレスの要因は業務ごとによって異なります。例えばIT産業であれば納期厳守のプレッシャーや職場の人間関係が上位にあり、外食産業の店長の場合は売り上げや業績、休日・休暇の少なさなどが上位に挙がってきます。

精神的ストレスに伴うメンタルヘルス不調で退職、休業する人が増加傾向に

では、精神的ストレスに伴うメンタルヘルスによる不調は従業員にどのような影響をもたらしているのでしょうか。

ストレスが原因によるメンタルヘルス不調は、従業員の退職、休職にも大きく影響します。これらを未然に防ぐためにも、早期発見と働きやすい環境づくりが重要です。

職場の健康維持に不可欠な「ストレスチェック制度」