社内イベントが活性化! 最近の事例をチェック
社内イベントというと昭和の香りを感じさせますが、コロナ禍で希薄になった社内のつながりを強化するため、多くの企業が活用しています。最近はどのようなイベントが開催されているのでしょうか。事例をもとに紹介します。
お花見
春のイベントとして定番のお花見は、これまでも多くの企業で開催されてきました。すでに実施したことがある方も多いかもしれません。
最近の開催事例を見ると、お酒よりも食事を楽しめるように食材を多く用意したり、お花見がてらバーベキューを開催したりするケースが見られました。
また、社内のフリースペースや食堂などに桜の枝を持ち込んで「社内お花見」を実施した企業もあります。社内での開催であれば、公園などで場所取りをする手間や待ち時間の空費、天候に左右される心配もありません。
社員旅行
社員旅行も、春によく開催されるイベントです。4月から新入社員を迎えた企業は特に、開催する機会が多いでしょう。
あるホテル業を営む企業では、新入社員研修も兼ねて、新入社員が社員旅行を企画しました。他業界の企業では、新入社員に旅行の企画自体まで担ってもらうのは難しいかもしれませんが、「疎外感を感じがちな新入社員をうまく巻き込む」という観点は、取り入れるべきポイントです。
社内駅伝
ある大手自動車メーカーでは毎年、社内駅伝を開催しています。スポーツを通して従業員の一体感を醸成することを目的としており、「個人練習がしやすいから」という理由で駅伝を選んでいるそうです。
同社は日本全国だけでなく世界にも支社があり、この社内駅伝には海外支社も任意で参加しています。当日は従業員やその家族、代表取締役などの経営陣も参加し、非常に盛り上がりました。
アイデアソン、ハッカソン
アイデアソン、ハッカソンは、「アイデア」と「マラソン」、「ハック」と「マラソン」をかけ合わせた造語です。アイデアソンは、特定のメンバーで集まってビジネスアイデアを出し合い、その優劣を競います。ハッカソンも同じように複数名で何らかの成果物を開発し、その出来や技術力を披露し合う場です。
イベントを通して従業員同士の連帯感を高めることはもちろん、通常業務とは違ったことに取り組むことで、これまで考えもしなかったアイデアを引き出したり、使ったことのない技術を習得したりすることも目的としています。
ハッカソンはIT企業やメーカーなど、開発に携われる企業や部門に限定されがちですが、アイデアソンは比較的多くの企業で実施しやすい点が魅力です。