――社内のコミュニケーションを活性化する目的で「AIハピネス」を導入していると聞きました。どのようなものでしょうか。
閤師敏晃氏(以下、閤師) 社員が「やりがいを持って働けるか」に向けた取り組みです。このやりがいは、「前向きに仕事をする」「心理的安全性を担保する」の2つで得られると考えました。

大塚商会 人材開発部長の閤師 敏晃氏
(撮影:加藤 康)
当社では心理的安全性が高い一方で、前向きに仕事をする心の資本がやや低いことが分かっていました。ここを高めて「前向きで心理的安全性が担保される状態」を目指しています。

心の資本(前向きかどうか)を示す縦軸と、心理的安全性が担保されているかどうかを示す横軸で決まる4象限のうち、右上の「挑戦」(前向きで心理的安全性が担保される)を目指す
(出所:大塚商会)