2026年に取り入れたい「最新PCのトレンド」
AI活用の本格化や働き方の多様化にともない、PCに求められる性能や機能は大きく変化しています。ここでは、2026年のPC選びで押さえておきたい最新トレンドを紹介します。
AI対応が本格化 - NPU搭載PCの普及
生成AIやAIアシスタントの業務活用が一般化するなか、「NPU(Neural Processing Unit)」を搭載したAI対応PCが普及し始めています。
NPUはAI処理専用のチップで、従来CPUやGPUの処理能力に「間借り」していたAI演算を高速かつ低消費電力で実行できる点が特徴です。具体的には、音声認識、画像生成、リアルタイム翻訳、ノイズ抑制といった日常的なAI処理をより効率的に実行できるようになります。
近年のPC選びでは、Microsoft CopilotをはじめとするAIツール活用が前提になりつつあります。NPUを搭載していないPCでは、バッテリー消費が早く、処理速度も遅くなりがちなため、NPU搭載PCが、AI処理が日常的な時代におけるスタンダードモデルとなるでしょう。
強固な情報保護 - TPM&生体認証によるセキュリティ強化
リモートワークやモバイルワークの一般化により、サイバー攻撃を受けるリスクが上昇している今、PCのセキュリティ要件で特に注目されているのがTPM(Trusted Platform Module)と生体認証機能の強化です。
TPMはPCのハードウェアに組み込まれている、セキュリティキーを安全に管理するためのチップで、情報漏洩や不正改ざんのリスクを低減します。指紋認証や顔認証などの生体認証機能の精度向上により、パスワード管理の負担を軽減できる点もメリットです。
すべてのアクセスを疑い、検証を前提とする「ゼロトラスト」の浸透により、OSだけに頼らないハードウェアレベルの保護が一層重要になりました。2026年のPC選びでは、こうした機能を備えたモデルを優先する流れが強まりそうです。
働き方にフィット - 省電力設計と軽量化の進化
ハイブリッドワークが定着したことで、PCには「長時間駆動」「軽量性」「静音性」が求められるようになりました。省電力チップの進化により、バッテリー駆動時間が長くなり、電源アダプター不要で1日利用できるモデルも増えています。
従来の「高性能=重い」という常識はすでに過去のものとなり、1kg前後のモバイルノートが一般化するなど、PC本体の軽量化も大きく進みました。性能と可搬性を両立したPCは、移動が多いビジネスパーソンの働き方をさらに効率的に変えていくでしょう。
高速通信で業務効率アップ - Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7対応
オンライン会議やクラウドサービス、大容量データの共有が当たり前となった現在、通信速度と安定性もPC選びの重要な基準となりました。
Wi-Fi 6Eは、より混雑しにくい6GHz帯域を利用できる、安定性と高速性に優れた通信規格です。そして次世代規格であるWi-Fi 7は、大容量データ送信の高速化や会議の映像遅延の減少など、従来の数倍の高速処理を可能にし、複数端末が同時に接続してもパフォーマンスが落ちにくいという特徴があります。
通信速度や安定性は、オンライン会議の映像遅延やクラウド同期の停滞、VPN接続の不安定さなど、日常業務の見えにくい待ち時間につながります。Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7対応PCは、この待ち時間を減らし、業務のストレスを大きく軽減できる点が魅力です。
業務の継続性を守る - ソフトウェア互換性の重要性
PC環境を更新するときに見落としがちなのが、業務ソフトや周辺機器との互換性です。OSバージョンの差、CPUアーキテクチャの違い、クラウド版/オンプレ版の仕様差などが原因で、導入後に「アプリが動かない」「印刷環境が不安定」といったトラブルになるケースがあります。
特にAI対応PCや、省電力CPU向けに開発された「ARM版Windows」への移行が進むなか、互換性の確認はますます重要です。PC導入時には、利用中の業務ソフトの動作保証、ドライバー対応状況、ライセンス体系の違いなどを事前に確認しておくと安心です。
これから買い替えるなら! 最新PCの選び方
これからPCを買い替える場合、Windows 11環境を長く快適に使えるか、今後普及が進むAI機能にしっかり対応しているかなどに注目して選ぶことが大切です。次のスペック表を参考に、利用シーンに合ったPCを選定するとよいでしょう。
| 部品 | 推奨スペック | 理由・ポイント | 向いている職種 |
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| OS | Windows 11 | 最新のセキュリティ機能やアップデートに対応し、長期的に安定運用できる | 全職種 |
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| CPU | ・Core Ultra ・Ryzen AI 300シリーズまたはそれ以降 | NPU搭載でAI処理の効率が高い。AIアシスタントや生成AI活用の前提に | 企画職・クリエイティブ職・業務改善系(生成AI活用が多い職種) |
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| メモリー | 16GB〜32GB | Windows 11とAI機能、複数アプリの同時使用を快適に行うためには16GB以上が必須。業務内容に応じて32GBも検討 | デザイナー・エンジニア・大量のタブを開く企画職 |
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| ストレージ | SSD 512GB〜1TB | 高速動作にはSSDが必須。動画・画像編集などを行う部門は1TB以上が安心 | デザイナー・動画編集者・データ分析職 |
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| セキュリティ | ・TPM 2.0 ・生体認証(顔・指紋) | ゼロトラスト時代の基本要件。リモートワーク環境でも安全に運用できる | 営業職・リモートワーカー・外勤が多い職種 |
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| ディスプレイ | ・13~14インチ以上 ・フルHD以上 | 持ち運びと作業効率のバランスがよい。解像度が高いほど作業領域が広い | 営業職(外勤)・企画職・一般事務 |
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| その他 | ・Wi-Fi 6E / Wi-Fi 7対応 ・USB-C給電 | 高速で安定した通信が可能。電源アダプターを共通化しやすく利便性が高い | オンライン会議の多い部署/クラウド業務が中心の職種 |
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まとめ
刻一刻と移り変わるPCの最新トレンド。PCは数年単位で使い続ける「業務基盤」です。早期に買い替えを検討し、AI対応・セキュリティ・通信品質など、最新トレンドを押さえた一台を選ぶことで、これからの業務をより快適に進められるでしょう。ぜひ今のうちにご検討ください。
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