2025年12月23日公開

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データでわかる! 中小企業の資金繰り最新動向と改善ポイント

企画・編集:株式会社アークタンジェント

コロナ禍を経て、企業の資金調達を取り巻く環境は大きく変化しました。貸出残高は2014年以降増加を続けており、中小企業においては資金繰りの管理がこれまで以上に重要となっています。本記事では、最新データをもとに、資金調達動向や資金繰りの改善ポイントを整理し、実際の活用事例も紹介します。

日本全体に広がる資金調達の課題

コロナ禍をきっかけに資金調達環境は大きく変化し、多くの企業が資金繰りに不安を抱えています。これは個別企業の問題ではなく、日本社会全体に共通する課題です。

企業規模別の資金調達動向。2008〜2023年で大企業・中小企業とも貸出残高が増加し、コロナ禍で急伸。その後も緩やかに上昇が続く。自己資本比率は大企業が高く、小規模企業は低位で借入金依存度が高い。全体として財務悪化は見られないが、小規模企業の基盤の弱さが課題である。

外部資金を活用し、設備投資で成長を目指す

事業を成長させるうえで、設備投資は欠かせません。しかし自己資金だけでは限界があり、外部資金の活用が重要になります。他社の資金調達方法や投資効果を知ることで、より適切な判断につながります。