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iPadとAndroidタブレットが人気を二分。7インチタブレットがブームに
まずは最近のタブレット市場を概観してみよう。「タブレット」とは、一部例外はあるものの、一般的には「キーボードやマウスを搭載せず、画面をタッチして操作する、薄い板状の形状をしたコンピューター」のことを指す。電話機能を持たない製品が多いが、「スマートフォンの大型版」と言ってもいい。
現在、市場に流通しているタブレット端末は、搭載しているOSの種類によって、大きく以下の3種類に分けられる。
- iPad(iOS搭載)
- Androidタブレット
- Windows 8/RTタブレット
このうち現在人気を集めているのが、iPadおよびAndroidタブレットだ。Windows端末については、ユーザーがキーボードとマウスによる操作に慣れていることもあって、現在はまだまだノート、デスクトップタイプのほうが主流だ。そこで今回の記事では、iPadとAndroidを対象として話を進めていく。
タブレット市場において、現在目立っているのは画面サイズが7インチの製品だ。タブレット端末の画面サイズは、初代iPadが10インチクラスだったこともあり、初期は10インチの製品が多かった。しかし10インチクラスの製品は重量が600~700gもあり、片手で持って使うにはやや重い。そこでスマートフォンよりは画面が大きくて見やすく、重量300g程度の7インチタブレットの人気が高まってきたのだ。
最近では、iPad miniやNexus 7など、7インチクラスのタブレットが多く発売されており、その手軽さから人気を集めている。
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iPadとAndroid、どちらを選ぶかはユーザー次第
今回の記事は、iPadおよびAndroidタブレットを対象としているが、それでは実際にどちらを選ぶべきなのか、というのが気になるところだろう。しかしどちらにもメリットとデメリットがあるので、選択はユーザー次第というほかはない。以下にiPad、Androidの主なメリット・デメリットをまとめてみた。
| メリット | デメリット |
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iPad | - iPhoneやiPad旧機種などとインターフェイスの統一感が高く使いやすい
- ウイルスなどの心配が少ない
- ケースなど各機種に特化した周辺機器が豊富
| - ファイルのやりとりや画面デザインなどの自由度が少ない
- 機種数が少なく、極端に安いモデルなどを選ぶことができない
- アプリのインストールはアップル公式の「App Store」からしか行えない
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Android | - パソコンからのファイルコピーや画面デザインなど自由度が高い
- 機種数が多くて、ユーザーが自由に機種を選べる
- 1万円以下の機種など極端に安いモデルも存在する
- Google公式ストア以外からもアプリをインストールできる
| - 自由度が高い反面、設定が難しい部分がある
- ウイルスの被害が報告されており、セキュリティアプリが必須
- 機種ごとにデスクトップのデザインが異なり操作に慣れるのに時間がかかる
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大ざっぱに言うと、iPadはiPod/iPhoneなどとインターフェイスが共通しているほか、タッチ感も良好で、初心者にも比較的使いやすい作りとなっている。その反面、パソコンとのファイルのやりとりが面倒で、自由度は少ない。またアプリの入手方法も、アップル公式の「App Store」からしか行えない。
これに対してAndroidはさまざまな点で自由度が高いのがウリだ。iPadと違って複数のメーカーが製造しているため、多くの製品が存在する。高機能な機種から、1万円以下の低価格製品までさまざま。スペックも多彩で、液晶画面サイズ一つとっても7インチ、10インチだけでなく、6インチや9インチなど、さまざまな製品が存在している。
またAndroidは、OSの開発元であるGoogleの公式ストア「Google Play」以外にも、アプリストアや個人のホームページで配布されているアプリなどもインストールできる。デスクトップのデザインなども自由自在に変更できるし、パソコンからのファイルコピーもUSBメモリ感覚で行える。ただし自由度が高い分、設定が煩雑だったり、ウイルス感染の可能性が高いなどのデメリットも存在する。
まとめてみると、既にiPhoneを使っているユーザーや初心者にはiPadがオススメだ。パソコンに詳しいユーザーや、よりマニアックな使い方がしたい人、用途が限られていてとにかく安いタブレットが欲しいという人は、Androidを選ぶと良いだろう。次に現在売れ筋の7インチ、10インチタブレットのオススメ製品を見ていこう。
Androidタブレットは自由度の高さが魅力。画面はGoogle公式のアプリストア「Google Play」だが、他のアプリストアでアプリを入手したり、Webで配布されているアプリをダウンロードしてインストールすることもできる。
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手軽に持ち運び電子書籍などに活用できる7インチタブレット
7インチタブレットの長所は、スマートフォンより画面が大きく、かつ10インチタブレットより軽いという点にある。大きさと重さのバランスが適度なのだ。また値段も10インチの製品より安い場合が多く、手軽に購入できる。
7インチタブレットの使い道としては、やはり軽さを生かして常時持ち歩いて使うのが便利だ。10インチタブレットの場合、片手で持って長時間読書するといった使い方をするのは厳しいが、7インチタブレットならラクに片手でも保持できる。携帯ゲーム機代わりに使うのも良いだろう。
またスマートフォンよりも画面が大きいので、写真を持ち運んで人に見せたり、Twitterでちょっとしたおしゃべりをしたりといった場合にも便利に使える。以下に注目の製品をあげてみた。
7インチタブレットはその手軽さを生かした携帯性が魅力。電車内などで電子書籍を読むのにもいいだろう。
●7インチタブレットの製品比較表
- * 重量はWi-Fiモデルのもの。バッテリー駆動時間はWebブラウジング時
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画面が大きく、写真や動画の鑑賞などに便利な10インチタブレット
10インチクラスのタブレットの一番のメリットは、画面が大きくて見やすいことが挙げられる。一般的なノートパソコンよりサイズは小さいものの、キーボードがない分、顔に近い位置で使えるため、かなり広々とした印象になっているのだ。
10インチタブレットは600gくらいの製品が多く、少々重いので、長時間手で持って使うのにはあまり向いていない。その分、ノートパソコン的に使うのに向いている。画面が大きいため、PDFの書類を閲覧したり、表計算などのビジネスアプリの利用に適している。また「パソコンで書類を作成する際に、資料となるWebページを10インチタブレットで表示しておく」といった具合に、パソコンと組み合わせて使うのも便利だ。
この他、自宅のリビングなどに置いておいて、必要なときにサッと起動して利用するような使い方にも向いている。以下に10インチタブレットの注目製品を挙げてみた。
10インチタブレットは、スマホや7インチタブレットと比べて画面が大きい。そのためPDF文書やExcelのワークシートなども読みやすい。
●10インチタブレットの製品比較表
- * 重量はWi-Fiモデルのもの。バッテリー駆動時間はWebブラウジング時
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