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スマートフォンやタブレットでもOfficeが使えるモバイル向け「Microsoft Office」
マイクロソフトではスマートフォン・タブレット版「Microsoft Office」を提供している。モバイル向けMicrosoft Officeは、iPhone/iPad版、Android版、Windows Phone/タブレット版が用意されている。今回はその中から、iPhone/iPad版と、Android版について紹介していく。それぞれの対応環境は以下のとおり。
・iPhone/iPad
Office for iPad/iPhoneの使用にはiOS8.0以降が必要(Office for iPad ProにはiOS9.0以降が必要)。
・Androidスマートフォン/タブレット
インストールにはAndroid 4.4以降のバージョンが必要(CPUはARMまたはIntelのx86プロセッサーを搭載している必要がある)。
もし古いOSを利用しているようであれば、Officeの導入前にOSのアップデートを行っておこう。なおAndroidの場合、最新のOSが提供されていない場合もあるので要注意だ。
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iPhone/iPad版Microsoft Officeを使う
iPhone/iPad版の「Microsoft Office」は、一括インストールではなく、Word、Excel、PowerPointといった単体アプリを個別にインストールする形となる。「App Store」で「microsoft office」などといったワードで検索すれば見つけることができるはずだ。
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App Storeで「microsoft office」を検索したところ。WordやExcelなどモバイル向けのOfficeアプリを見つけることができる。「入手」ボタンをクリックしてインストールしよう。
Microsoft Officeをインストールしたら「開く」をタップして「iPhone」「iPad」を選択すると、その端末内に保存されたファイルを開けるほか、「場所の追加」でOneDrive内のファイル、「その他」でiCloud Drive内のファイルを開くことができる。
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「開く」ボタンをクリックするとその端末内のファイルのほか、「場所の追加」や「その他」でクラウドストレージ内のファイルも開くことが可能だ。

「場所の追加」をクリックしてみた。「OneDrive」などのクラウドサービスに接続することができる。またDropboxをインストール済みであれば、Dropboxも利用可能だ。
パソコンとファイルのやりとりをする場合は、iCloud DriveやOneDriveといったクラウド経由でやりとりするといいだろう。ファイルを読み込んだら、内容を閲覧したり編集したりといったことが可能となる。
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iPhone版のWordの画面。上部のメニューのうち「A」のアイコンをクリックすると編集が行える。これは他のOfficeアプリでも共通のインターフェイスだ。
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こちらはiPhone版のExcel。表だけでなくグラフなども問題なく表示可能だ。
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iPhone版のPowerPoint。プレゼンテーション資料の作成などに役立つ。
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Android版Microsoft Officeを使う
Android版については、一つのアプリでWord/Excel/PowerPointのファイルにアクセスして表示や編集ができる「Microsoft Office Mobile」と、単体版の「Microsoft Word」「Microsoft Excel」「Microsoft PowerPoint」などがGoogleのPlayストアで提供されている。どちらも「microsoft office」で検索すれば見つけられる。
「Microsoft Office Mobile」の方は複数のアプリをいっぺんにインストールできるものの、表示や編集に制限がある。単体版のWord/Excel/PowerPointといったアプリの方が機能面で充実しているので、そちらを使うのがお勧めだ。
ただインストールに必要なストレージ容量が「Microsoft Office Mobile」は27MB程度なのに対し、Word/Excel/PowerPointの単体版はそれぞれ65MB程度と大容量が必要となる。利用する端末のストレージ容量に余裕がなく、かつファイルの閲覧程度の軽い用途にしか使わないのであれば「Microsoft Mobile」を利用するというのも手だ。
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GoogleのPlayストアで「microsoft office」を検索。「Microsoft Office Mobile」も表示されるが、「Microsoft Excel」「Microsoft Word」「Microsoft PowerPoint」といった単体版アプリの方が高機能だ。
パソコンとファイルをやりとりする場合は、iPhone版と同様、OneDriveなどのクラウドを経由するのが手軽だ。「開く」メニューから「OneDrive」などの場所を指定してファイルを開き、閲覧や編集を行える。
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これはAndroid版Wordの初回起動画面。「サインイン」をタップして、Microsoftアカウントでサインインすれば、OneDriveにアクセスしてその中のファイルを閲覧・編集できる。
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「開く」ボタンをタップして、ファイルの場所を指定する。OneDriveのほか、Dropbox、Googleドライブなども利用できる。
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Android版のWordの画面。iPhone版と若干メニュー構成は異なるが、機能的には同等だ。
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Android版Excel。グラフも問題なく表示できているのが分かる。
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こちらはAndroid版のPowerPointだ。
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有料のOffice 365サブスクリプションでフル機能が利用可能
モバイル向けOfficeは、Appleの「App Store」や、Googleの「Playストア」からダウンロードして無料で利用することができる。無料版を利用している場合は、リボンとドロップダウンメニューにすべての機能が表示され、その多くを無料で利用できる。ただし追加機能のボタンをタップすると、ダイアログボックスがポップアップ表示され、「Office 365サブスクリプションを購入すると該当する機能を利用できるようになる」というメッセージが表示される。

無料版使用時に追加機能をタップするとこのような表示が出る。「詳細を表示」をタップすれば、Office 365サブスクリプションのサインイン画面が表示される。
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Office 365のアカウントでサインインすると、すべての機能が使えるようになる。
Office 365サブスクリプションを利用することで使えるようになるプレミアム機能の例としては、以下のようなものが挙げられる。
・Word
セクション区切りを挿入する、グラフを追加して編集、ワードアートを挿入および編集するなど
・Excel
ピボットテーブルのスタイルとレイアウトをカスタマイズする、グラフ要素を追加して修正する、図形にユーザー設定の色を追加するなど
・PowerPoint
プレゼンテーション中に発表者ツールで発表者のノートを確認する、図形にユーザー設定の色を追加する、グラフ要素を追加して修正するなど
詳しくはマイクロソフトの「Officeリソース」で、「iPadとiPhoneで使えるOffice 365の追加機能」「AndroidタブレットとAndroidスマートフォンで使えるOffice365の追加機能」を確認してみてほしい。
マイクロソフト「Officeリソース」
「Office 365」とは、毎月一定の料金をマイクロソフトに支払うことで常に最新版のOfficeを利用できるクラウドサービスのことであり、家庭向けと一般法人向けのサービスが用意されている。詳細はマイクロソフトのWebサイトで確認できるが、タブレット・スマートフォン向けアプリを備えたフル機能版の「Office 365 Business」であれば900円/月(1年契約の場合)から利用できる。
マイクロソフト「Office 365」
「Office 365 Business」や「Office 365 Business Premium」ならば、1ユーザーあたり最大5台のPCまたはMac、1ユーザーあたり最大5台のタブレットと5台のスマホにOfficeをインストールして全ての機能を利用できる。つまり計15台のデバイスでOfficeを利用することが可能だ。パソコン版も常に最新版のOfficeを利用できるので、未導入の場合はこの機会に導入を考えてみるのも良いだろう。
オフィスで新たにOffice 365を一括導入しようという場合は、大塚商会の「たよれーる Office 365」を利用するのもお勧めだ。導入の際に支援を行ってくれるほか、分からない点があったら「安心電話サポート」も無料で受け付けてくれるので、初めて使うユーザーでも手間なく業務効率を改善できる。
たよれーる Office 365
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