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スマートフォンのメリットとデメリット
爆発的なブームを呼んでいるスマートフォンだが、従来の携帯電話とどこが違うのか、そのあたりから分析してみよう。
メリット
(1)タッチパネルで操作が簡単
スマートフォンは携帯電話についているようなダイヤルキーがなく、すべての操作はタッチパネルで行う。片手での文章入力が困難なので、キーボード入力に慣れている人はしばらく不便さを感じるだろう。
(2)インターネットが快適
スマートフォンのブラウザではパソコン向けのホームページを、簡単に閲覧することができる。ケータイにもPCサイトビューアーやフルブラウザといった、PCサイトが見られる機能があるが、それ以上に軽快で快適なブラウジングができる。またWi-Fi対応機種なら公衆無線LAN対応場所で高速通信が利用できる。ケータイサイトは有料でもPCサイトは無料というタイプも多いので、その分だけお得だ。
(左)ニュースサイトも無料で閲覧できる。(右)動画サイト「YouTube」も閲覧可能だ。
(3)アプリを追加して拡張できる
パソコン同様にアプリをインストールすることでケータイを自由に拡張可能。ケータイのアプリに比較するとその量・質とも非常に高く、仕事に役立つ実用的なアプリが多い。
(左)Googleカレンダーと同期できるスケジュール管理アプリ「ジョルテ」。(右)「パッと見!路線情報」は交通機関の遅延情報をリアルタイムで教えてくれるアプリだ。
デメリット
(1)ケータイサイトが見られない
iモードサイトやEZwebサイトなどのケータイサイトは、規制がかかっていることが多く、特に公式サイトはスマートフォンでは閲覧できないことが多い。また同様にケータイ用アプリも使用できなくなる。
(2)バッテリーの持ちが悪い
現在発売されているスマートフォンは、ほぼ全てがタッチパネルの大画面モデルだ。そのためこれまでのケータイと比べるとかなり電池持ちは悪くなる。
(3)ガラケー機能が使用できない
国内メーカーの一部の機種以外では、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信といったガラケーと呼ばれる従来の携帯電話に付属された機能が使えなくなる。
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スマートフォンに乗り換える前の注意点
スマートフォンに乗り換えるとき、一番不安になるのはデータ類の引継ぎだ。
(1)電話番号
電話番号はそのまま変えることなくスマートフォンへ移行できる。もちろんMNP(番号ポータビリティ)を利用して他キャリアへの移行も可能だ。
(2)メールアドレス
3キャリアとも携帯電話のアドレスを引き継ぐサービスはあるが、端末によっては対応していない機種もある。NTTドコモは「spモード」に対応した端末で、iモードの解約と同時にspモードに申し込めば、iモードのメールアドレスは自動で引き継がれる。
(3)有料サイト
iモードなどで登録していたゲームや情報サイトなどの有料コンテンツは、スマートフォンでは引き継ぐことができない。NTTドコモとソフトバンクモバイルは自動的に解約されるが、auは自動に解約されないので、携帯電話で解約する必要がある。
(4)アドレス帳などデータの移行
画像、音楽データ、アドレス帳のデータは、AndroidであればマイクロSDカードにケータイで使用していたデータをコピーし、スマートフォンに挿入してコピーするのが手っ取り早い。アドレス帳のデータは赤外線通信を利用してコピーすることも可能だ。ただし、パソコンでダウンロード購入した楽曲のうち著作権保護されているものは、対応する端末に限られる。
一方、iPhoneは外部メモリがないのでちょっと面倒だ。ソフトバンク版はショップ店頭にある機械を使用し、アドレス帳データをネット上にアップし、購入したiPhoneで専用アプリをダウンロードした上で、ネット上にアップしたデータを取り込む。au版は「au one-ID」を取得し、アドレス帳データをネット上に保管。購入したiPhoneで専用アプリをダウンロードした上で、ログインして保存データを取り込まなければならない。
いずれにせよデータがないといちいち再入力しなくてはならない。
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[コラム]同じiPhoneでもソフトバンクとauは違う?
同じiPhone4Sでもソフトバンクとauでは違う。
スマートフォンブームを牽引しているiPhone。昨年、最新機種iPhone4Sがauでも販売され、ソフトバンクによる独占販売が崩れた。ユーザーサイドにしてみれば選択肢が広がったわけだが、同じiPhone4Sとはいえ両社は全く同じではない。
大きな違いは通信回線と速度だ。ソフトバンクはW-CDMA方式で2GHz周波数帯域を使用。上り最大5.8Mbps、下り最大14.4Mbps。
一方、auはCDMA方式で 800MHz帯と2GHz帯を使用し、上り最大1.8Mbps下りは最大3.1Mbpsと、数値上では圧倒的にソフトバンクが有利だ。
しかし、つながりやすさでは、都心部と郊外で2つの周波数帯域を使えるauの方が安定しているので一長一短だ。スピードをとるか、安定感をとるか、そこが選択のポイントになる。
ソフトバンクとau の通信方式と通信速度
| ソフトバンク | au(KDDI) |
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通信方式 | W-CDMA | CDMA |
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アップロード | 5.8Mbps | 1.8Mbps |
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ダウンロード | 14.4Mbps | 3.1Mbps |
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