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新作ノートパソコン選びのポイント
まずは最新ノートパソコンの選択ポイントを解説しよう。現在最新のCPUは第7世代Coreプロセッサーだ。ビジネスで利用する以上、できればこのプロセッサーを搭載するモデルを選びたい。ただし、CPUのグレードはそこまで高くなくてもいい。Coreプロセッサーには性能の高い順にCore i7/i5/i3があるが、ビジネス用途ならi5でも十分だ。動画編集を行う、または最高性能を求めたいといったニーズでのみ、i7が向く。ただし、ストレージ容量やメモリー容量の組み合わせによってはi7しか選べない場合もある。メモリーやストレージ容量は本体価格と直結する部分。多いに越したことはないが予算とのバランスになる。パフォーマンスを求めるならメモリー8GB、ストレージ256GB SSD以上がお薦め。これ以下の容量の場合はサブ機としての使い方になる。
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ビジネス向けの定番ノート
ビジネス向けとして定番なのがこの2台。マイクロソフトの新「Surface Pro」は外観こそ前モデルと変わらないものの、多くの部分で新設計を採用している。中でもキックスタンドは新型ヒンジを採用し、最大165度まで開くように進化している。また、専用ペンの精度も2倍以上に向上したという。コストパフォーマンスに優れた「Surface Pro」だが、キーボードカバーが別売りであること、また、これまでと変わらず、USB端子が一つしかないなど、拡張性が低い点には注意が必要だ。
ビジネス向けで圧倒的な支持を集めるもう一つのブランドがパナソニックの「レッツノート」。「レッツノートXZ6」はディスプレイが分離する脱着型の2in1スタイルPCだ。ディスプレイの解像度は「SurfacePro」に劣るものの、その他のスペックはほぼ同等。それでいて、タブレットとして使う場合は、約550gと非常に軽い。また、高い堅牢性や拡張性を確保しているのが魅力。
ペンでの手書き性能を求めるなら「SurfacePro」、ビジネス向けノートPCとしての汎用性を求めるなら「レッツノートXZ6」が魅力的だ。
マイクロソフト「SurfacePro」実勢価格16万円前後(下記仕様の場合、本体のみ、8月上旬編集部調べ)
パナソニック「レッツノートXZ6 CF-XZ6BDBQR」実勢価格26万円前後(8月上旬編集部調べ)
<ビジネス向けの定番ノート>
機種名 | Surface Pro | レッツノートXZ6 CF-XZ6BDBQR |
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メーカー名 | マイクロソフト | パナソニック |
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OS | Windows 10 Pro 64bit | Windows 10 Pro 64bit |
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本体サイズ | W292×D201×H8.5mm | W288.5×D223.7×H22mm |
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質量 | 約770g | 約1,109g |
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画面サイズ | 12.3インチ(2736×1824ドット) PixelSenseディスプレイ、タッチ対応 | 12.0型ワイド(2160×1440ドット) タッチ対応 |
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CPU | Core i5 | Core i5-7200U(2.50-3.10GHz) |
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メモリー | 8 GB | 8GB |
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ストレージ | SSD 256GB | SSD 256GB |
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バッテリー 駆動時間 | 約13.5時間 | 約15時間 |
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独自機能 | Windows Hello対応 | USB 3.1(Type-C)×1、Windows Hello対応 |
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圧倒的な軽さを追求した2台
日々ノートパソコンを持ち歩くことを考えたら、できるだけ軽いモデルを選びたい。13インチクラスで最軽量を競っているのがNECと、富士通の2社。どちらも1g単位の軽量化により、700g台の軽さを実現している。
性能面ではCore i5プロセッサーを搭載する富士通の「LIFEBOOK UH75/B1」が上。バッテリー駆動時間も長い。対してNECの「LAVIE Hybrid ZERO HZ350/GA」はこの軽さでタッチ操作に対応。360度回転させることでタブレットスタイルでも使える。基本性能の高さと、タッチ操作対応。どちらを求めるかが選択のポイントになる。
NEC「LAVIE Hybrid ZERO HZ350/GA」実勢価格15万円前後(8月上旬編集部調べ)
富士通「LIFEBOOK UH75/B1」実勢価格14万5000円前後(8月上旬編集部調べ)
<圧倒的な軽さを追求した2台>
機種名 | LAVIE Hybrid ZERO HZ350/GA | LIFEBOOK UH75/B1 |
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メーカー名 | NEC | 富士通 |
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OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
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本体サイズ | W305×D205×H16.9mm | W309×D212.5×H15.5mm |
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質量 | 約769g | 約761g |
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画面サイズ | 13.3型ワイド(1920×1080ドット)タッチ対応 | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) |
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CPU | Core i3-7100U(2.40GHz) | Core i5-7200(2.50-3.10GHz) |
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メモリー | 4GB | 4GB |
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ストレージ | SSD 128GB | SSD 128GB |
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バッテリー 駆動時間 | 約6.5時時間 | 約8.3時時間 |
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独自機能 | USB 3.1(Type-A) | USB 3.1(Type-C) |
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メインユースに最適な性能重視モバイルPC
サブ機ではなくメイン機として使うことを考えると、より高いパフォーマンスとモバイル性能が両立したモデルが求められる。レノボ・ジャパンの「ThinkPad X1Carbon」は同社の軽量モバイルノートのフラグシップシリーズ。名称の通りカーボンボディを採用することで高性能や多機能を搭載しながらも高いモバイル性を実現している。また、13インチクラスのボディサイズに大型14インチのディスプレイを採用しているのもポイント。なお、直販モデルでは仕様のカスタマイズも可能だ。そしてメイン機として活用できる性能を搭載しながら、20万円を割る価格で買えるのが日本HPの「HP Spectre x360」。タッチ操作に対応し、タブレットスタイルでも利用可能。しかもこの価格ながら、16GBの大容量メモリーと512GB SSDストレージを搭載しているのだ。コストパフォーマンスで選ぶなら最有力候補になるモデルだ。
レノボ・ジャパン「ThinkPad X1Carbon 20HR0051JP」実勢価格30万円前後(8月上旬編集部調べ)
日本HP「HP Spectre x360 スタンダードモデル」実勢価格16万円前後(8月上旬編集部調べ)
<メインユースに最適な性能重視モバイルPC>
機種名 | ThinkPad X1Carbon 20HR0051JP | HP Spectre x360 スタンダードモデル |
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メーカー名 | レノボ・ジャパン | 日本HP |
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OS | Windows 10 Pro 64bit | Windows 10 Home 64bit |
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本体サイズ | W323.5×D217×H15.95mm | W307×D219×H13.9~14.9mm |
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質量 | 約1.13kg | 約1.31kg |
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画面サイズ | 14.0型ワイド(2560×1440ドット) | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) タッチ対応 |
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CPU | Core i7-7600U(2.80GHz) | Core i7-7500U(2.70GHz) |
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メモリー | 8GB | 16GB |
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ストレージ | SSD 256GB | SSD 512GB |
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バッテリー 駆動時間 | 約14.1時間 | 約15時間 |
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独自機能 | USB 3.1(Type-C) | USB 3.1(Type-C)、USB 3.1(Type-A) |
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低価格が魅力なモバイルPC
予算が限られている場合にはできるだけ安く購入できるモデルが望まれる、とはいえ、性能が低かったり、ストレージ容量が少な過ぎるモデルは選べない。最低ラインとして、Coreプロセッサーの搭載とストレージ容量128GB以上は求めたい。
デルの「XPS 13」はコンパクトボディに、超狭額縁の13インチディスプレイを搭載したモデル。エントリーモデルはプロセッサーにCore i3を採用することで低価格化を実現している。ディスプレイはフルHD表示に対応しており、実用性も高い。
エイスースの「ZenBook UX310UQ UX310UQ-7200」はCore i5プロセッサーや256GB SSDを搭載しながらも約10万円という価格を実現したモデル。1.4kgとモバイルノートとしてはやや重めだが、コストパフォーマンスは非常に優れている。
デル「XPS 13 エントリーモデル」実勢価格12万円前後(8月上旬編集部調べ)
エイスース「ZenBook UX310UQ UX310UQ-7200」実勢価格10万円前後(8月上旬編集部調べ)
<低価格が魅力なモバイルノート>
機種名 | XPS 13 エントリーモデル | ZenBook UX310UQ UX310UQ-7200 |
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メーカー名 | デル | エイスース |
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OS | Windows 10 Pro 64bit | Windows 10 Home 64bit |
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本体サイズ | W304×D200×H9~15mm | W323×D223×H18.35mm |
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質量 | 約1.2kg(本体のみ) | 約1.4kg |
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画面サイズ | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) |
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CPU | Core i3-7100U(2.4GHz) | Core i5-7200U(2.50-3.10GHz) |
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メモリー | 4GB | 8GB |
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ストレージ | SSD 128GB | SSD 256GB |
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バッテリー 駆動時間 | 最大約21時間 | 約9.0時間 |
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独自機能 | USB 3.1(Type-C)、指紋認証 | USB 3.1(Type-C)、NVIDIA GeForce 940MX |
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注目の新参入メーカーノートの実力は?
最後に近年、日本市場に参入し、注目を集めているメーカーの最新ノートPCを紹介しよう。
LGエレクトロニクスの「LG gram 13Z970-ER33J」は約840gの軽さと低価格が魅力のモデル。約10万円の価格で気軽に携帯ができる。また、ストレージ容量が、180GBとわずかに大きいのもうれしい点だ。ただし、US配列のキーボードモデルしかない点は注意したい。一回り大きな14インチモデルも用意されている。そしてもう一つがスマートフォンでシェアを伸ばしているファーウェイ・ジャパンのモバイルPCだ。「MateBook X」はCore i7モデルとi5モデルを用意。非常にスリムなボディと2160×1440ドット表示の高精細ディスプレイを採用しているのが魅力である。拡張端子は最新のUSB Type-C×2のみ(変換アダプターは付属)と、先取りした仕様となっている。
LGエレクトロニクス「LG gram 13Z970-ER33J」実勢価格10万円前後(8月上旬編集部調べ)
ファーウェイ・ジャパン「MateBook X」実勢価格15万円前後(下記仕様の場合、8月上旬編集部調べ)
<注目の新参入メーカーノート>
機種名 | LG gram 13Z970-ER33J | MateBook X |
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メーカー名 | LG エレクトロニクス | ファーウェイ・ジャパン |
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OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit |
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本体サイズ | W305.9×D211.8×H15.5mm | W286×D211×H12.5mm |
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質量 | 約840g | 約1.05kg |
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画面サイズ | 13.3型ワイド(1920×1080ドット) | 13.3型ワイド(2160×1440ドット) |
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CPU | Core i3-7100U(2.4GHz) | Core i5 |
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メモリー | 4GB | 8GB |
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ストレージ | SSD 180GB | 256GB |
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バッテリー 駆動時間 | 約10時間 | 最大約8.3時間 |
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独自機能 | USB Type-C×1 | USB Type-C×2、指紋認証 |
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【お知らせ】がんばる企業応援マガジン最新記事のご紹介