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あなたのオフィスは大丈夫? 災害対策への意識を高めよう
天災は忘れたころにやってくる――。誰しも頭では分かっていることだが、自宅はまだしも、オフィスのパソコンにまできちんと対策を施している人は少ないだろう。しかし近年、地震や気象災害は増えており、一たび被災すると、そのダメージは甚大なものになってしまうケースもある。
実際に災害が起きた場合は人命が第一であり、パソコンなどに構っている余裕などないだろう。また本格的な災害対策は、会社を挙げて行うべきことであり、個々人では手を付けづらい。とはいえ個々人や部署単位でもできることはあるし、あらかじめ対策しておけば被害を軽減できる可能性はある。そこで今回は、オフィスで実行可能な災害対策について考えてみたい。
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耐震グッズで地震に備える
日本における災害の中で、誰しもが体験するものといえばやはり地震だろう。震度6を超えるような大規模地震はめったには起きないが可能性はあるし、震度4~5程度なら日本では日常的に起こり得る。
中程度の地震の際、オフィスで問題になるのはパソコン関連機器の転倒による事故だ。特に液晶ディスプレイは横揺れをまともに食らうと転倒、破損の危険性が高いだろう。また本体も激しく転倒すると、内部のHDDなどが破損してしまう可能性がある。このような機器の転倒による破損を防ぐためには、各種の耐震・転倒防止グッズが有効だ。
転倒防止用品にはさまざまなものがある。粘着シールを使って机などに機器を固定するものや、本体などの転倒を防ぐストッパー、ベルト式の固定具などがある。「たのめーる」の「転倒防止用品」コーナーにもさまざまな転倒防止グッズがあるので、各オフィスの環境に合わせたものを探してみるといいだろう。
【たのめーる】転倒防止用品の通販
ディスプレイ用転倒防止グッズ、サンワサプライ「QL-03」。粘着テープで固定する方式だが、耐震度7をうたっている。
ディスプレイ用転倒防止グッズ、サンワサプライ「QL-03」
こちらはさまざまな機器をベルトで固定できるサンワサプライ製耐震用ストッパー「QL-55」。パソコン本体やディスプレイ、プリンターなどさまざまな機器に幅広く利用できる。
サンワサプライ製耐震用ストッパー「QL-55」
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瞬停や逆流に注意! 落雷に備える
落雷は、季節によっては頻繁に起こる災害だが、瞬間的なものなので案外対策を忘れがちだ。しかしパソコンや周辺機器に及ぼす被害はかなり大きいので注意が必要だ。
落雷で最も怖いのはもちろん雷が建物を直撃することだが、直撃しなくても電線や電話線を通って過電圧・過電流が発生することがある。許容範囲を超えた電圧・電流が侵入すると、それによって電子機器が破損してしまうことがある。また最悪の場合、発火もあり得るのだ。これを防ぐには「雷ガード」といわれる、過電流・過電圧を防止する機器が有効だ。
写真は雷ガード機能付きの電源タップ、エレコム「T-K8A」。落雷による機器の破損を防止するために、このような雷ガード機能を装備したものを使用したい。
また落雷によって停電が起きることもある。長時間にわたる停電はもちろん要注意だが、一瞬だけ給電が止まる「瞬停」という現象が起きることもある。「瞬停」は文字どおり、ほんの一瞬だけなのだが、オフィスで作業しているときに瞬停が起きると、保存していないデータが消えてしまって多大な時間のロスを強いられる場合がある。
ノートパソコンであれば内蔵バッテリーがあるので瞬停の被害には遭わないで済むが、デスクトップの場合はそうもいかない。このようなケースに対応できるのがUPS(無停電電源装置)だ。
これは文字どおり停電を防ぐための予備のバッテリーのこと。使い方は簡単で、UPSを電源コンセントに接続しておき、パソコンの電源はUPS側のコンセントに接続する。UPSの内蔵バッテリーの持続時間はさほど長くはないが、短時間の停電には対応できるので、未保存のデータを保存する時間は稼げるだろう。
関連リンク
たのめーる 無停電電源装置
クラウドの活用でデータの保全を
オフィスの災害対策は重要だが、例えば集中豪雨などによる浸水、火事、建物が崩壊するような地震など、大規模なものとなるとさすがにオフィス機器自体は諦めざるを得ない場合もある。
とはいえパソコン本体は破損したとしても、データさえ残っていれば対応できるというケースは多々あるだろう。このような場合に有用なのがクラウドの活用だ。インターネットを通じてサーバー上にデータを保全しておけば、オフィスのパソコンが使えなくなっても、データだけは利用できる場合がある。
オフィスで利用できるクラウドサービスとしては「Office 365」や「たよれーる どこでもキャビネット」「Dropbox Business」などがある。このようなサービスを利用してクラウド環境を構築しておけば、オフィスが利用不可になってしまったケースでも、データセンターに保存したデータを利用して業務が可能なので、災害時でも対応できるだろう。
「たよれーる どこでもキャビネット」などのクラウドを利用してデータを保管しておけば、災害時などいざというときでも対応が可能となる。もちろん災害時だけでなく、出張時や外出時にデータを参照するなどといった日常業務にも便利なのでぜひ利用を検討してみてほしい。
ここまで比較的手軽に行える災害対策について紹介してきたが、やはりオフィス全体での災害対策も検討しておきたい。大塚商会「バックアップ・災害対策(BCP)」では、停電対策やデータのバックアップ・復旧、リモートアクセスといった幅広い災害対策ソリューションを提供している。いざというときに備えて導入しておくと安心して業務が行えるようになるだろう。
大塚商会が提供する「バックアップ・災害対策(BCP)」。災害時に役立つ幅広いソリューションが用意されている。
バックアップ・災害対策(BCP)
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