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ウェアラブル機器とは?
近年、デジタルツールの小型化が進んでいる。パソコンは薄型軽量のノートパソコンになり、携帯電話はパソコン顔負けの多機能を搭載するスマートフォンへと進化した。そして小型化の極みといえるのが体に身に着けて使うウェアラブル機器だ。
腕時計やイヤホンなど、さまざまな機器に通知機能や各種センサーを内蔵。スマートフォンと連携することでメールや電話の着信を通知したり、多彩なアプリの機能が簡単に使えるようになったりする。活動量の計測がメインのヘルスケア目的の製品や、アウトドアニーズの製品が多いが、使い方次第ではビジネスを効率化して、スマートに立ち振る舞うことができる。
例えば、腕時計の場合は、ディスプレイにメールやSNSなどの各種情報を表示可能。また、スマートフォンを取り出すことなく対応アプリの操作などができるイヤホンタイプの製品は、ウェアラブル機器の中でも特に「ヒアラブル」と呼ばれるジャンル。これらは音声でのナビゲーション機能を搭載しており、受信メールを読み上げ、経路探索やスケジュールを音声で確認できる。どちらもスマートフォンをカバンにしまったままで、さまざまな機能が利用できるのが利点だ。それでは、ビジネスに役立つ主要なウェアラブル機器を紹介しよう。
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スマートウォッチタイプの代表格「Apple Watch」
腕時計型ウェアラブル機器の代表格といえば米Appleの「Apple Watch」だ。2015年に初代モデルが発売され、2018年9月に最新モデルとなる「Apple Watch series 4」が登場した。主な機能としてはiPhoneと連携してさまざまな通知を受け取ったり、対応アプリを操作したりできることだ。
マイク、スピーカー、光学式の心拍センサー、加速度センサー、環境光センサー、GPSなどを搭載しており、体の動きや脈拍など各種データもあわせて取得、記録できる。ディスプレイは44mmと40mmサイズを用意しており、文字情報も精細に表示可能。連携しているiPhoneにニュースアプリが入っている場合は、最新のニュースなどもすばやくチェックできる。メールやSNSに音声や画面タップで返信するといった使い方もできる。
Apple Watchを着けていれば細かく通知が得られるため、最新情報やスケジュールにすばやく対応したり、iPhoneを取り出すことなく自由自在に操作をしたりできるというわけだ。さらにセルラーモデルも用意されており、iPhoneが手元にない状態でもApple Watchだけで通話や各種通知を取得することができるようになっている。
AppleのApple Watch series 4。画面サイズのほかカラーや素材などが選択可能。ビジネスシーンで使いやすいバンドが多いのもうれしい点だ。
iPhoneではなくAndroidスマートフォンを使っている場合は、Apple WatchではなくOSに「Wear OS by Google」を搭載するスマートウォッチを選ぶこととなる。
これは、もともとAndroid Wearという名称だったGoogleが開発したスマートウォッチ用のOSで、HUAWEIやASUSなどの多くのスマートフォンメーカーと、タグ・ホイヤーなどの多くのウォッチブランドが採用している。細かな機能は製品によって異なるが、各種通知が取得できるほか、Googleアシスタントを利用して、その日の予定や天気など、さまざまな情報を簡単に取得して表示可能。AndroidスマートフォンだけでなくiPhoneとも連携して使える。
Googleが提供する新しいスマートウォッチOSを搭載した製品が、多くのブランドから登場している。円形フェイスに対応したデザインが充実していることにも注目だ。
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ビジネスウォッチと組み合わせて使える「wena wrist pro」
機械式時計を身に着けたいが、同時にウェアラブル機器も利用したいと考えるなら、腕時計のバンド部分にスマートウォッチとしての機能を詰め込んだソニーの「wena wrist pro」という選択肢もある。
バンド部分には、有機ELディスプレイやバッテリー、各種センサーを内蔵。画面表示とバイブレーションで、電話の着信や受信メールの本文、アプリ名が表示される仕組みだ。さらに、Suicaなどの主要な電子マネーを使えるため、ビジネスシーンでの時間効率アップが期待できる。また活動量計としての機能も搭載しており、歩数や消費カロリーなどが記録できる部分もおすすめだ。
スマートフォンをカバンに入れて持ち歩いている場合など、着信に気づかないことも多い。そんなとき、「wena wrist pro」を利用していれば、スマートに着信に対応できる。個人の好みや気分、ビジネスシーンなどのシチュエーションに応じてバンドの組み合わせを変えられるのが、ウェアラブル機器の魅力だ。
バンド部分にスマートウォッチとしての機能を詰め込んだソニーの「wena wrist pro」。装着して使えるヘッドも用意されている。
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スマート通知を「聴く」ことができる「ヒアラブル機器」とは?
スマートウォッチと並んでビジネスシーンで活用できるウェアラブル機器がイヤホンタイプのヒアラブル(Hear-able)機器だ。通常のイヤホンのように装着するだけで、音声でのナビゲーション機能が利用できる。例えば耳に装着したことを認識すると、自動的に未読メールを読み上げたり、スケジュールや天候などを音声で教えてくれたりくれる。もちろん着信があった場合はそのまま通話ができ、さらに音声コマンドでアプリを操作したり、電話をかけたりといったことも可能。
移動時などに視野を奪う「ながら歩き」を気にすることなく利用できるのが魅力。ただ、車の運転中については、各都道府県の道路交通法の規制対象となる場合があるので注意したい。
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ハンズフリーで多彩なアシストをしてくれる「Xperia Ear Duo」
ソニーモバイルの「Xperia Ear Duo」もボイスアシスタントなどスマート機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン。外部の音を聞きながら同時にBGMなどとミックスするリアルリスニングに対応しているのが特長。イヤーピースが耳をふさがないため、音漏れを低減しながらも、外部の音を同時に聞くことができる。
スマート機能としては、独自のボイスアシスタントである「Assistant for Xperia」に加えて、iPhoneのSiriやLINEのClovaに対応。LINEメッセージを音声で入力したり、音声で電話をかけたり不在着信の確認などができる。また、装着時に時刻や不在着信、未読メッセージのお知らせ予定などを音声で再生してくれるデイリーアシスト機能も便利。電車での移動中や急いで取引先に向かう道でも、スマートフォンを取り出す必要がない。さらに、首を上下左右に振るヘッドジェスチャーで操作もできる。
メールやSNSにすばやく応答したり、移動中に最新情報をチェックしたりしたいが、スマートフォンをいつでも見ることができないといったシーンで活躍するアイテムだ。
ソニーモバイルの「Xperia Ear Duo」は音質の高さも評価されている。
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その他の知っておきたいウェアラブル&ヒアラブル機器
主なウェアラブル機器を紹介してきたが、注目すべき機器はほかにも数多く登場している。ここでは、チェックしておきたいその他のウェアラブル機器を紹介しよう。
NAIN「ZEENY」
iOSのSiriやGoogleアシスタントに対応する首掛けタイプのワイヤレスイヤホン。マイクを通してスマートフォンの音声操作が可能。また、メールの受信や着信、SNSの通知などを音声で伝えてくれるヒアラブル機器としての機能も搭載している。スケジュールなども音声で確認できる。
Jabra「Jabra Elite 65t」
完全ワイヤレスの高音質イヤホン。Amazon Alexa、Siri、Googleアシスタントに対応し音声コマンドでの操作に対応する。4マイクテクノロジーを採用しており、クリアな通話が可能だ。
HUAWEI「HUAWEI Band 3 Pro」
0.95型の有機ELディスプレイを搭載するスポーツリストバンド。5気圧防水に対応し、心拍数の計測が可能。通知機能としては最大35文字までメッセージの表示ができる。8種類のスポーツモードと、睡眠モニタリング機能を有し、睡眠の質を解析できる。
サムスン「Galaxy Watch」
OSに独自の「Tizen Based Wearable OS 4.0」を採用したスマートウォッチ。ストレス・睡眠マネジメント機能を搭載し、高いストレスを検出するとリラックスできる呼吸法などを案内してくれる。スマートフォン「Galaxy」シリーズに搭載するヘルスケアアプリ「S Health」と連携できる。
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