2022年 4月26日公開

仕事効率を上げるパソコン手帖

自動文字起こしや翻訳、1インチカメラを搭載する最新スマホ比較

ライター/コヤマタカヒロ

日常生活はもちろんのこと、ビジネスシーンでも必需品となったスマートフォン。「必要なアプリを入れておけばどんな端末でも大きな違いはない」と思うかもしれないが、最新のスマートフォンの中にはビジネスでより役立つ機能を備えたモデルも増えている。例えば、高画質で撮影できるカメラや独自開発のスケジュールアプリなどは、使い方によってはビジネスシーンで活用できる。今回は、ビジネス視点でオススメできる最新スマートフォンを紹介しよう。

1. 2022年の最新スマホトレンド

初めに2021年から2022年に発売されたスマートフォンの最新トレンドについて解説しよう。最も大きなポイントは、5G通信対応モデルが急増したことだ。2020年までは、ハイエンドモデルのみ5G対応というケースが多かったが、2021年以降、エントリーモデルでも5G対応が当たり前になっている。それに伴い都市部での5Gエリアも拡大。繁華街やビジネス街では5Gで接続できるエリアが増えている。

ハードウェア面では大型のカメラセンサーを搭載したスマートフォンが増えている点に注目だ。例えば「Xperia PRO-I」は1インチセンサーを搭載し、高画質デジタルカメラと同等の写真が撮れる。また最大100倍のデジタルズームで遠くの被写体も撮れる「Galaxy S21 Ultra 5G」も注目だ。

さらに「Galaxy Z Fold3 5G」など、折り畳み型の大画面スマホも登場。大画面で地図やWebページを表示したり、複数の画面を同時に表示したりできる。

最新スマートフォンは単に高性能化するだけではなく、こういった新しい機能を搭載している。買い替えの際はビジネスにも役立つ機能を搭載したスマートフォンを選びたい。

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2. タイプ別おすすめ最新スマホ「手軽に持てるコンパクトタイプ」

動画視聴などに、画面サイズの大きさをウリとするスマートフォンも多いが、スーツのポケットなどにしまってスマートに使いたいと考えたら、コンパクトなモデルが良いというユーザーも多いはずだ。最新スマホではコンパクトモデルにも注目が集まっている。

例えば、「Galaxy Z Flip3 5G」は二つ折りにできるスマートフォン。画面サイズは約6.7インチだがその半分のサイズに折り畳んで携帯できる。また、家電で有名なバルミューダが初めて手掛けるスマートフォン「BALMUDA Phone」は、手の平にすっぽりと収まる4.9インチサイズを採用。携帯性と持ちやすさを重視している。人気のiPhoneも小型の「iPhone 13 mini」を用意。携帯性を重視するなら選択肢に入る一台だ。

Galaxy Z Flip3 5G(NTTドコモ/au)※写真はauモデル

折り畳みできる有機ELディスプレイを採用し、縦に半分に折り畳めるスマートフォン。カバー側にも1.9インチディスプレイを搭載しており、開かなくても情報の確認や操作ができる。

ディスプレイ:約6.7インチ(カバーディスプレイは約1.9インチ)、本体サイズ:約H166×W72×D6.9mm(最厚部8.1mm)、質量:約184g、カメラ(イン/アウト):1,000万画素/超広角約1,200画素+広角1,200万画素、プロセッサー:Snapdragon 888、メモリー(RAM/ROM):8GB/128GB

BALMUDA Phone(ソフトバンク/SIMフリー)

コンパクトサイズで、手になじむカーブボディが特長のモデル。使いやすさを追求した独自開発のスケジュールやメモ、計算機などのアプリを搭載している。バッテリー容量が2,500mAhと小さいのが気になる点だが、FeliCa、非接触充電、防水、指紋認証機能なども備えている。

ディスプレイ:4.9インチ、本体サイズ:約69×123×13.7mm、質量:約138g、カメラ(イン/アウト):約800万画素/4,800万画素、プロセッサー:Snapdragon 765、メモリー(RAM/ROM):6GB/128GB

iPhone 13 mini(NTTドコモ/au/ソフトバンク/SIMフリー)

「iPhone 13」シリーズで最もコンパクトなモデル。とはいえ、搭載するプロセッサー、カメラなどの基本性能はiPhone 13と共通。アウトカメラは広角・超広角のダブルレンズを採用。バッテリー駆動時間も前モデルより1時間半ほど長くなっている。

ディスプレイ:5.4インチ、本体サイズ:約64.2×131.5×7.65mm、質量:140g、カメラ(イン/アウト):約1,200画素/広角1,200万画素+超広角1,200万画素、プロセッサー:A15 Bionic、メモリー:128GB/256 GB/512GB

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3. タイプ別おすすめ最新スマホ「写真がウリの高性能モデル」

最新スマホの魅力の一つにカメラ性能の向上がある。カメラ性能というと、ビジネスと関係ないように感じるかもしれないが、近年、ちょっとしたメモやホワイトボードに記録した情報、出張先の現場写真などをスマートフォンで撮ることが増えている。そんなとき高画質のカメラが搭載されていれば、失敗することなくきれいに記録できる。カメラ性能の高さもビジネスシーンで役立つ機能なのだ。

OPPO Find X3 Pro(au/SIMフリー)※写真はauモデル

広角と超広角カメラにソニーと共同開発したIMX766 50MPセンサーを搭載。スマートフォンで初めて、撮影から保存表示までを全て10bit(10億色)で処理できるため、より正確な色を再現できる。また、最大60倍の顕微鏡モードも搭載し、肉眼では見えないような細かな写真の撮影が可能だ。

ディスプレイ:6.7インチ、本体サイズ:約74×163.6×8.26mm、質量:約193g、カメラ(イン/アウト):約3,200万画素/広角5,000万画素+超広角5,000万画素+望遠1,300万画素+顕微鏡300万画素、プロセッサー:Snapdragon 888、メモリー(RAM/ROM):12GB/256GB

Xperia PRO-I(au/SIMフリー)

高級コンパクトカメラ「RX100VII」と同じ1インチセンサーを搭載し、圧倒的な高画質で撮影できるスマートフォン。アウト側カメラは16mmの超広角、24mmの広角、50mmの標準を備えており、24mmが像面位相差AFに対応する1インチセンサーとなっている。さらにカメラアプリはソニーのデジタル一眼レフカメラ「α(アルファ)シリーズ」のようなインターフェイスを採用。本格的な写真撮影ができる。

ディスプレイ:6.5インチ、本体サイズ:約72×166×8.9mm、質量:約211g、カメラ(イン/アウト):約800万画素/超広角1,220万画素+広角1,220万画素+標準1,220万画素、プロセッサー:Snapdragon 888、メモリー(RAM/ROM):12GB/512GB

Galaxy S21 Ultra 5G(NTTドコモ)

Galaxyシリーズのハイエンドモデル。アウトカメラには1億800万画素の超高画素センサーを搭載。シーンに応じて1,200万画素出力と1億800万画素出力を選ぶことができる。さらに光学10倍の望遠にAI超解像技術を組み合わせた100倍ズーム機能を搭載。遠くにある被写体もクリアに撮影できる。このほか、Noteシリーズと同じくSペンが使えるようになり、手書き入力が可能だ。

ディスプレイ:6.8インチ、本体サイズ:約76×165×8.9mm、質量:約228g、カメラ(イン/アウト):約4,000画素/広角1億800万画素+超広角1,200万画素+望遠1,000万画素、プロセッサー:Snapdragon 888、メモリー(RAM/ROM):12GB/256GB

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4. タイプ別おすすめ最新スマホ「オンリーワン機能の個性派モデル」

最新スマートフォンの中には、ほかのモデルにはないオンリーワンの機能を搭載するモデルがある。それらを活用すればビジネスシーンでの大きなアドバンテージになる。ビジネスで役立つ個性派機能を搭載する最新スマートフォンを紹介しよう。

Galaxy Z Fold3 5G(NTTドコモ/au) ※写真はauモデル

左右に二つ折りできる折り畳みスマートフォン。開くと7.6インチのタブレットのような画面サイズで使用できる。大画面いっぱいにアプリが表示できるほか、2画面表示にも対応。スケジュールを見ながらビデオ会議をしたり、Webページを確認しながらビジネス文書の入力や修正をしたりすることができる。また、半開きの状態でテーブルに置けばビデオ会議などもスムーズにできる。こちらもSペンでの手書き入力にも対応。

ディスプレイ:7.6インチ、本体サイズ(開いた状態):約128×158×6.4mm、質量:約272g、カメラ(イン/アウト):カバー約1,000万画素+フロント400万画素/超広角1,200万画素+広角1,200万画素+望遠1,200万画素、プロセッサー:Snapdragon 888、メモリー(RAM/ROM):12GB/256GB

Google Pixel 6 Pro(ソフトバンク/SIMフリー)

Android OSを開発しているGoogleが開発・発売したスマートフォン。独自のプロセッサー「Google Tensor」を搭載しており、このプロセッサーが高度な音声認識機能や画像解析機能を実現している。内蔵のレコーダーアプリでは会話を録音するだけでなく、同時に文字起こしに対応。英語だけでなく日本語やドイツ語、フランス語をリアルタイムでテキストにできるのだ。文字起こししたテキストを基に会議の議事録などを作ることができる。このほか、カメラで撮影した写真に写った不要なものを消す「消しゴムマジック」機能を搭載。簡単な画像処理がワンタッチでできる。

ディスプレイ:6.7インチ、本体サイズ:約75.9×163.9×8.9mm、質量:約210g、カメラ(イン/アウト):約1,110画素/広角5,000万画素+望遠4,800万画素+ウルトラワイド1,200万画素、プロセッサー:Google Tensor、メモリー(RAM/ROM):12GB/128GB/256GB

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ライター紹介

コヤマタカヒロ

1973年生まれ。PC、IT関連から家電製品全般まで造詣が深く、製品やビジネスを専門的ではなく一般の方が分かるように解説するスタンスで執筆活動を展開している。雑誌やWebに連載多数。

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