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2021年11月24日公開
【連載終了】読んで役立つ記事・コラム
【アーカイブ記事】以下の内容は公開日時点のものです。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
執筆:マネジメントリーダーWEB編集部
管理職として戸惑うのが部下のマネジメント。最適な方法とは?管理職の任務は部署のマネジメントです。リーダーとして、部下たちのマネジメントに戸惑うことも多いかもしれません。管理職の在り方と部下のマネジメントについて解説します。
目次
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管理職の「管理」とは、企業の規則やルールに従って組織としての部署を維持することです。つまり、就業規則に基づいて労務状況を改善し、部下が遅刻や無断欠勤した場合は指導を行い、部署を正常に運用していくことが管理職の役割とされます。
一方、マネジメントとは、目標に向けて部署を機能させることを意味します。経営計画などで設定された部署の目標に向けて、部下の行動を促すことです。マネジメントの場合は成果(結果)が重視されます。この場合、管理職はマネージャーといいます。マネージャーは自分が課せられた役割を正しく認識したうえで部下にそれぞれの果たすべき役割を伝え行動を促します。
近年、管理職の役割は管理を基本として、マネジメント力が期待されるようになってきました。特にテレワークが浸透するにつれて、成果が明確に見えるマネジメント力がますます重視されるようになっています。
初めて管理職になって戸惑うのは部下の指導です。リーダーとして部下とどのように接すればよいのか不安に感じている人も多いかもしれません。部下のマネジメントに必要なのは「意識の共有」です。同じ志(こころざし)を持って、共に目標達成に向けて行動することです。そのためには、以下の要素が必要となります。
意識の共有を前提に、目標をブレークダウンして、最終目標→今月の目標→今週の目標→本日の目標と、より具体的な行動に落とし込みます。部下とともにそれぞれの達成度を日々確認しながら、大きな目標達成に向けて行動するのが部下のマネジメントになります。
ここからは、管理職のスキルアップのための具体的なアドバイスとなります。組織の中でマネジメント力を向上していくために以下の要素を身に付けていきましょう。
どんな現象でも数値化が可能といわれ、最近では店舗や商品の評価をポイントで表すことが当たり前になっています。業務においても、時間や手間を5段階などで評価してみると分かりやすくなります。状況を客観的に把握すれば、正しい判断を瞬時に行うことができるようにもなるでしょう。そして、正しい判断を行うことは部下や周囲の信頼を得ることにつながるのです。数値化された評価は、部下の理解浸透にも役立ちます。
成果を生む組織をマネジメントしている管理職に共通することは、部下を育てる力があることです。目標達成に向けて部下をマネジメントすることが育成につながることが理想です。結果の出来不出来を指摘するだけでなく、どうすれば問題を解決できるのかというアドバイスが部下の育成につながることを意識してコミュニケーションを取ってみましょう。部下にとって、育ててくれる人の言葉は強く響く傾向にあります。
マネジメントの最大の特長は、経営視点で行動するということです。経営者と従業員の中間の立場ではなく、経営をサポートする立場、そして部署という単位で経営する立場として事業展開を考察してみましょう。ここで忘れがちなのは部下を守るという意識です。経営者は利益の追求だけでなく、従業員、およびその家族の生活を守る立場でもあります。収益が良くても、ブラック企業といわれ部下が離反してしまえば会社は成り立ちません。部署のマネジメントも同じです。部署の発展と部下を守るという2軸をバランスよく両立させましょう。
働き方改革で企業の在り方が大きく変化しつつあります。それに伴い、組織の在り方、部署の在り方、そして管理職の役割も多様化しています。テレワークなどで仕事の処理の仕方やコミュニケーションの取り方が大きく変わりましたが、目標をしっかりと見据えて部下を導くという基本的な役割は変わりません。これまでのやり方を新しいやり方に変換して、多様な働き方に対応した自身の管理・マネジメント手法を開発していきましょう。
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