2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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アドオン開発

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : あどおんかいはつ

アドオン開発とは

アドオン(Add-on)とは「付属品」「追加機器」の意味。「ERPパッケージ(統合業務パッケージ)」を導入する企業が、パッケージに不足している機能を追加する拡張機能のこと。

ERPパッケージは、会計、販売管理、生産管理、人事などの企業活動の主機能を備えているが、汎用品のため企業のニーズに適合しにくい部分がある。したがって、多くの企業はERPパッケージに備わっている機能と、自社の業務や要件とのギャップを分析し、不足機能を補うためにアドオン開発を実施するか、パッケージの機能に合わせて業務プロセスを変更するかの選択が必要である。

開発者向けのツールや開発方法などが公開されているChromeやFirefoxなどのWebブラウザーのアドオンは、現在多くの企業に利用されている。追加される機能はWebブラウザーの動作や表示を変更する機能、画面のキャプチャー機能、SNS、Dropbox、EvernoteなどのWebサービスとの連携機能などがある。

アドオンに対して、パッケージのソースコード修正、ERPパッケージのバージョンアップに伴った互換性を保証しない追加機能の開発は「モディフィケーション」と呼ぶ。