2025年 4月 7日公開

IT用語辞典

AIチップ

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : えーあいちっぷ

AIチップ

人工知能(AI:Artificial Intelligence)の計算を高速かつ効率的に行うための半導体チップのこと。一般的なコンピューター用のCPU(中央処理装置)よりも、AIの計算処理を最適化するために設計されている。代表的なものに、大量の計算を並列処理できるGPU(グラフィック処理装置)、スマートフォンやIoTデバイスに組み込まれるNPU(Neural Processing Unit)、AIに特化したTPU(Tensor Processing Unit)などがある。

AIチップは大量の並列処理が可能で、機械学習やディープラーニングでは多くのデータを一度に処理することで学習速度が大幅に向上する。これにより、顔や音声の認識といった高度なAI技術をスムーズに動作させることができる。

AIチップには特徴的な回路が搭載されていることが多い。例えば、TPUは行列計算に特化しており、機械学習モデルの推論などを得意とする。また、低消費電力で高い性能を発揮するのも特長の一つ。スマートフォン向けのNPUはAIを活用したカメラ映像の自動補正や音声アシスタントの応答を高速化する。さまざまな分野でAIの発展に欠かせない技術として、AIチップは重要な存在である。

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