アルゴリズム
算法や演算法などを意味する「algorithm」が語源。プログラミング言語を使って問題を解いたり目標を達成したりするための「計算方法」や「処理方法」という意味合いで使用される。
代表的なアルゴリズムには、大量のデータから特定のデータを探し出す「探索」、データを昇順や降順に並び替える「ソート」、数列から○番目に小さい(あるいは○番目に大きい)数を選択する「選択」などに分類される。例えば、「探索のアルゴリズム」には、線型探索、二分探索、幅優先探索、深さ優先探索、文字列探索などがあり、それぞれ細分化されている。
近年、注目されているAI分野のアルゴリズムにも「分類」「回帰」「クラスタリング(クラスター分析)」などの種類がある。ある結果にたどり着く方法は幾つかあるが、目的に至る最適な手段を導き出す方法がアルゴリズムといえる。ちなみに、アルゴリズムを図式化したものがフローチャートであり、コンピューターで処理する具体的な手順を記述したものがプログラムである。
日常でアルゴリズムを意識することは少ないが、生活の至る所に使われている。例えばカーナビや乗り換え案内などで、出発地から到着地までの経路が複数ある場合、「一番早い」「一番安い」「一番手間がかからない」経路はアルゴリズムにより導き出される。また、「Google」などの検索エンジンにも独自のアルゴリズムが使用されている。