Android Oneとは
Googleとメーカーが協力して開発するスマートフォンブランドで、一定のガイドラインを満たしたもの。Android Oneブランドとして販売される。
もともとは新興国向けにターゲッティングされもので、比較的安価なモデルが多い。国内では2016年に発売されたシャープの「507SH」が第1号機となる。端末発売後18カ月間で最低1回のメジャーアップデートと、発売から最低2年間までの毎月のセキュリティアップデートが保証されているのが大きなセールスポイントになっている。
一般的にAndroid端末は、OSを自社向けにカスタマイズしているのに対して、Android One端末は、ほとんどカスタマイズしていない。そのため、違うメーカーのスマートフォンであってもインターフェースがほぼ同じで、GmailやGoogleマップといったGoogle製のAndroid標準アプリを利用できる。
Googleが開発に携わっているスマートフォンとしては「Nexus」シリーズもあるが、NexusはGoogleがソフトだけでなくハードなどさまざまな面で直接関与し、販売も行っている。一方、Android Oneはメーカーと共同開発という形を取っているため、メーカーが販売する国に合わせた機能を搭載、提供するケースも多い。実際、507SHも日本に合わせ、防水・防塵性能を備えている。余計な機能やアプリがない分、低価格でシンプルに利用できる点や、一定期間アップデートがしっかり提供される安心感により、支持を集めている。