2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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アプライアンスサーバー

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : あぷらいあんすさーばー

アプライアンスサーバーとは

Applianceは「機器」「装置」などの意味だが、IT用語としては機能や用途に特化した機器や装置を指す。つまり、アプライアンスサーバーは、特定の用途向けに設計・開発されたサーバー製品のこと。具体的には、ファイル共有の機能だけを提供するファイルサーバーや、インターネット接続の機能だけを提供するプロキシサーバーなど、用途に応じてさまざまな種類がある。

アプライアンスサーバーの利点は以下の通り。
(1)低コスト
シンプルでコンパクトであり、汎用サーバーと比較すると、導入コストの削減が可能。省電力性にも優れているため、運用コストも軽減できる
(2)導入や運用が容易
あらかじめOSなどのソフトウェアが組み込まれた状態で提供されるため、導入後の面倒な手間を省けるだけではなく、保守・運用が手軽にできる

その反面、アプライアンスサーバーは特定の用途に特化しているため、汎用性と拡張性に欠けるというデメリットがある。ほかの用途として利用する可能性がある場合や、増設などを行う可能性が高い場合は、汎用サーバーを選択した方が適していることもある。それを踏まえて導入前に検討する必要がある。