アプライアンスサーバーとは
Applianceは「機器」「装置」などの意味だが、IT用語としては機能や用途に特化した機器や装置を指す。つまり、アプライアンスサーバーは、特定の用途向けに設計・開発されたサーバー製品のこと。具体的には、ファイル共有の機能だけを提供するファイルサーバーや、インターネット接続の機能だけを提供するプロキシサーバーなど、用途に応じてさまざまな種類がある。
アプライアンスサーバーの利点は以下の通り。
(1)低コスト
シンプルでコンパクトであり、汎用サーバーと比較すると、導入コストの削減が可能。省電力性にも優れているため、運用コストも軽減できる
(2)導入や運用が容易
あらかじめOSなどのソフトウェアが組み込まれた状態で提供されるため、導入後の面倒な手間を省けるだけではなく、保守・運用が手軽にできる
その反面、アプライアンスサーバーは特定の用途に特化しているため、汎用性と拡張性に欠けるというデメリットがある。ほかの用途として利用する可能性がある場合や、増設などを行う可能性が高い場合は、汎用サーバーを選択した方が適していることもある。それを踏まえて導入前に検討する必要がある。
この記事を社内で共有し、課題解決のヒントにお役立てください
お客様マイページの「連絡ボード」機能を使って、同じ会社のメンバーと簡単にこのページを共有できます。社内で情報を共有し、組織全体の課題解決や業務効率の向上にお役立てください。
社内のメンバーに共有する(企業で共有する)
- (注)連絡ボードを利用するには企業設定が必要です。